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鎌鼬

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B5判(ヨコ)/上製/64頁
初版年月日:2016/11/15
ISBN:978-4-7664-2387-7
(4-7664-2387-9)
Cコード:C0073
定価 2,970円(本体 2,700円)

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鎌鼬
田代の土方巽
書評 目次 著者略歴

道化となり交わり、狂者となり駆け回る!―― よみがえる土方巽
 写真家・細江英公が、舞踏家・土方巽を撮影した『鎌鼬』は、1969年に現代思潮社より刊行され、芸術選奨文部大臣賞を受賞。その後も、2005年に復刻版・2009年に普及版(どちらも青幻舎)が刊行されるなど、現在では、世界の写真史に記される高い評価を受けている。
 本写真集は、秋田県田代の鎌鼬美術館の編集により再構成した「田代バージョン」である。写真17葉を収め、さらに東京、筑波の写真も掲載し、瀧口修造の序文、横尾忠則のポスター、そして解説を付した。

 「田代の里=鎌鼬の里」として、貴重な写真と、舞踏家の存在と、里の風景を後世に伝え残していくべく、2016年10月に満を持して開館する「鎌鼬美術館」。その開館に合わせ刊行する本写真集によって、土方巽はどのように変遷していくのか? 日本の「舞踏」・世界の「Butoh」が、強烈な存在感をもって顕現する1冊。



「鼬の話」土方巽、鎌鼬美術館名誉館長 細江英公氏による序文を公開しました。


書評

読売新聞(東北6県の地域面) 2019年8月24日「とうほく名作散歩・写真集 鎌鼬 秋田県羽後町」で、本書が紹介されました。
朝日新聞 2016年12月4日読書面(13面)に書評が掲載されました。評者は大西若人氏(朝日新聞編集委員)です。本文はこちら
週刊読書人 2016年11月25日号(第3166号)、「フォト&アート」に掲載されました。 週刊読書人はこちら

目次

土方巽は鎌鼬の里で今も生きている  細江英公

鎌鼬 ―― 田代の土方巽

鎌鼬、真空の巣へ  瀧口修造

KAMAITACHI: TOWARD A VACUUM'S NEST Shuzo Takiguchi

細江英公『鎌鼬』の作品世界  飯沢耕太郎

「土方巽と日本人」ポスター  横尾忠則

田代 ―― 稲架田の里の美術館

田代の地図  「七曲道路開通式祝賀会」写真

『鎌鼬』より(東京、筑波)

土方巽と細江英公 ―― 舞踏家と写真家の二重螺旋

……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

細江 英公(ほそえ えいこう)
写真家。1933年山形県米沢市に生まれ、東京で育つ。代表作に『おとこと女』(1961年)、『薔薇刑』(1963年)、『鎌鼬』(1969年)他多数。近作に、舞踏家・笠井叡を撮影した写真集『透明迷宮』(2016年)がある。2003年、英国王立写真協会より創立150周年記念特別勲章を受章。2007年、写真界のアカデミー賞といわれるルーシー・アワード(米)のビジョナリー賞を日本人で初めて受賞。2010年文化功労者に選出。東京工芸大学名誉教授、清里フォトアートミュージアム館長。

土方 巽(ひじかた たつみ)
舞踏家。1928年秋田県秋田市に生まれる。1986年没。1959年、「全日本芸術舞踊協会・第6回新人舞踊公演で「禁色」を発表。以後、「土方巽 DANCE EXPERIENCEの会」開催、細江英公映像作品「へそと原爆」(1960年)出演、1978年のパリ市フェスティバル・ドートンヌ「間展」に「闇の舞姫十二態」を出品するなど、前衛的な舞踊の第一線で活躍する。日本のダンスシーン、演劇シーンに多大な影響を与えた。著書に、『美貌の青空』、『土方巽全集』がある。

定価2,970円 (本体:2,700円)
在庫あり

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