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赤い大公

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四六判/上製/512頁
初版年月日:2014/04/25
ISBN:978-4-7664-2135-4
(4-7664-2135-3)
Cコード:C3022
定価 4,968円(本体 4,600円)

赤い大公
ハプスブルク家と東欧の20世紀
書評 目次 著者略歴

ハプスブルク、再興の夢
ヒトラーとスターリンのはざまで、ウクライナ王になることを夢見た
ヴィルへルム・フォン・ハプスブルクの数奇な運命と、
20世紀ヨーロッパ史の深暗部を鮮やかに描ききる不世出の歴史家、ティモシー・スナイダーの傑作。

華麗と虚飾に満ちた19世紀末――。ハプスブルク家の末裔としてこの世に生を享けたヴィルヘルム・フォン・ハプスブルクは、第一次世界大戦期にハプスブルク帝国陸軍将校を務め、君主国の版図のなかで、ウクライナ・ハプスブルクの創設を夢見た。策略が失敗に終わり、パリに遁走した1920年代には、高貴な生まれの鼻つまみ皇族としての淫蕩な日々を過ごし、30年代にはヒトラーに傾倒して、ファシストになったかと思えば、一転して、ナチス・ドイツとソ連に対してスパイ活動を働き、戦後、キエフの牢獄で悲惨な死を遂げた。

ヒトラーとスターリンのはざまで、ウクライナ王になることを夢見、ハプスブルク帝国の再興を夢見た、「赤い大公」ヴィルヘルム・フォン・ハプスブルクの政治的な夢と挫折とが綯い交ぜになった53年の生涯を通して、19世紀末から20世紀にかけての東欧、広くはロシアからイベリア半島やバルカン半島にまで至るヨーロッパ全体の歴史の深暗部を鮮やかに描ききる、不世出の歴史家、ティモシー・スナイダーの傑作。

書評

図書新聞 第3193号(2015年2月7日)(3面)に書評が掲載されました。
河北新報 2014年12月25日(文化面) 「仙台オヤジ編集者3人衆 お薦め本ベスト10」に掲載されました。
Kappo 仙台闊歩 vol.73(2015年1月) BOOK SPECIAL [オヤジ編集者による2014年おすすめ本](p.9)にご選出いただきました。

目次

 プロローグ

GOLD
皇帝の夢

BLUE
海辺の幼少年時代

GREEN
オリエンタル・ヨーロッパ

RED
戦う大公

GREY
影を支配する王たち

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
ティモシー・スナイダー(Timothy Snyder)
イェール大学教授(中東欧史、ホロコースト史)。1969年オハイオ州デイトンで生まれる。1997年、オックスフォード大学Ph.D.
主要著作として、 The Red Prince: The Secret Lives of A Habsburg Archduke (Basic Books, 2008) [本書、スナイダーの初の邦訳になる。世界10ヶ国以上で翻訳が出版されている。American Association for Ukrainian Studies Book Prize などを受賞]; Thinking the Twentieth Century (Tony Judt with Timothy Snyder, Penguin Press, 2012) [トニー・ジャットの遺作となった同書は、ジャットとスナイダーの対話から生まれた]; Bloodlands: Europe Between Hitler and Stalin, a history of Nazi and Soviet mass killing on the lands between Berlin and Moscow (Basic Books, 2010) [同書により、Hannah Arendt Prize for Political Thought, Ralph Waldo Emerson Award, Leipzig Book Award for European Understanding など数々の賞を受ける]; Sketches from a Secret War: A Polish Artist's Mission to Liberate Soviet Ukraine (Yale University Press, 2005); The Reconstruction of Nations: Poland, Ukraine, Lithuania, Belarus, 1569-1999 (Yale University Press, 2003) [同書により、American Historical Association's George Louis Beer Awardなどを受賞]; Nationalism, Marxism, and Modern Central Europe: A Biography of Kazimierz Kelles-Krauz (Harvard University Press, 1998)等がある。

【訳者】
池田年穂(いけだ としほ)
慶應義塾大学教授(移民史、アメリカ社会史)。1950年横浜で生まれる。ジョーン・ディディオン『悲しみにある者』、『さよなら、私のクィンターナ』(慶應義塾大学出版会、2011, 2012年)、ゴードン・ウッド『ベンジャミン・フランクリン、アメリカ人になる』(共訳、慶應義塾大学出版会、2010年)、アダム・シュレイガー『日系人を救った政治家ラルフ・カー』(水声社、2013年)など多数の訳書がある。

定価4,968円 (本体:4,600円)
在庫あり

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