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戦略史としてのアジア冷戦

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A5判/上製/240頁
初版年月日:2013/09/20
ISBN:978-4-7664-2068-5
(4-7664-2068-3)
Cコード:C3031
定価 3,960円(本体 3,600円)

戦略史としてのアジア冷戦
書評 目次 著者略歴

▼アジア冷戦下のパワーゲームを鋭く描く!

冷戦の主戦場といわれたヨーロッパ以上に大国の「戦略」が激しくぶつかり合ったアジア冷戦。諸国家の国益達成とその手段の交錯の歴史を、国家間のパワーバランスに焦点を当てて描き出す。

書評

軍事史学 第50巻第1号(2014年6月)に書評が掲載されました。評者は相澤淳氏です。

目次

序 論  赤木完爾・今野茂充

 第一部 アメリカの対外戦略とアジア冷戦

第一章 トルーマン政権期における「冷戦戦略」の形成とアジア冷戦の始まり
――対ソ脅威認識を中心に  李 錫敏
 はじめに
 一 ローズヴェルトの戦後構想とアジア政策
 二 トルーマン政権による戦後構想の継承と失敗――対ソ脅威認識の形成
 三 ヨーロッパ政策とアジア政策の相違――ソ連の脅威の有無、あるいは程度の差
 四 「原点」への回帰の試み、そ ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【編著者】
赤木 完爾(あかぎ かんじ)
慶應義塾大学法学部教授。
1953年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了。法学博士。
主要著作:『第二次世界大戦の政治と戦略』(慶應義塾大学出版会、1997年)、『朝鮮戦争――休戦50周年の検証・半島の内と外から』(編著、慶應義塾大学出版会、2003年)、『歴史としての冷戦――力と平和の追求』(共訳、慶應義塾大学出版会、2004年) 、ほか。

今野 茂充(こんの しげみつ)
東洋英和女学院大学国際社会学部准教授。
1975年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。
主要著作: 『イメージの中の日本――ソフト・パワー再考』(共著、慶應義塾大学出版会、2008年)、『中国の統治能力――政治・経済・外交の相互連関分析』(共著、慶應義塾大学出版会、2006年)、『朝鮮戦争――休戦50周年の検証・半島の内と外から』(共著、慶應義塾大学出版会、2003年)、ほか。

【執筆者】(掲載順)
李 錫敏(り そくみん)
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程。
1977年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科前期博士課程修了。
主要著作:「トルーマンのポイント・フォア計画――冷戦におけるイデオロギー競争の始まり」(『法学政治学論究』第91号、2011年12月)、ほか。

狩野 直樹(かのう なおき)
杏林大学外国語学部非常勤講師。
1971年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得満期退学。
主要著作:『朝鮮戦争──休戦50周年の検証・半島の内と外から』(共著、慶應義塾大学出版会、2003年)、「米国のアジア政策の展開、1953〜60年──NSC文書を中心に」(『法学政治学論究』第52号、2002年3月)、「米国の対中政策とアジア冷戦、1948年〜49年」(『法学政治学論究』第53号、2002年6月)、ほか。

小此木 政夫(おこのぎ まさお)
九州大学特任教授、慶應義塾大学名誉教授。
1945年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。(法学博士)。
主要著作:『朝鮮戦争――米国の介入過程』(中央公論社、1986年)、『東アジア地域秩序と共同体構想』(共編著、慶應義塾大学出版会、2009年)、『転換期の東アジアと北朝鮮問題』(共編著、慶應義塾大学出版会、2012年)、ほか。

平野 龍二(ひらの りゅうじ)
海上自衛隊幹部学校防衛戦略教育研究部戦略研究室教官。
1964年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。
主要著作:「海洋限定戦争としての日清戦争――コルベットの海洋戦略の視点から」(『軍事史学』第44巻第4号、2009年3月)、「日露開戦の決断――海軍力均衡と海軍戦略の視点から」(『法学政治学論究』第82号、2009年9月)、「日露開戦劈頭における旅順口攻撃の再評価――戦争目的達成の観点から」(『日本歴史』第759号、2011年8月)、ほか。

石田 京吾(いしだ けいご)
元海上自衛隊幹部学校研究部第2研究室長。
1956年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科前期博士課程修了。     
主要著作:「戦後日本の海上防衛力整備――海上防衛における日米の役割分担の起源」(『防衛研究所戦史研究年報』第9号、2006年3月)、『歴史群像シリーズ 「決定版」太平洋戦争10 占領・冷戦・再軍備』(共著、学研パブリッシング、2011年)、ほか。

眞嶋 俊造(まじま しゅんぞう)
北海道大学大学院文学研究科・応用倫理研究教育センター長・准教授。
1975年生まれ。英バーミンガム大学大学院グローバルエシックス研究所博士課程修了(PhD)。
主要著作:『民間人保護の倫理――戦争における道徳の探求』(北海道大学出版会、2010年)、‘Just Torture?’(Journal of Military Ethics 11:2, 2012) 、Jus Post Bellum and Transitional Justice (共著、Cambridge University Press、2013年近刊)、ほか。

定価3,960円 (本体:3,600円)
品切・重版未定
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