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中国の地域政権と日本の統治

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A5判/上製/396頁
初版年月日:2006/06/08
ISBN:978-4-7664-1281-9
(4-7664-1281-8)
Cコード:C3031
定価 5,832円(本体 5,400円)

中国の地域政権と日本の統治
目次 著者略歴

日中戦争に関する国際共同研究(責任者:山田辰雄(慶應義塾大学名誉教授)、エズラ・ヴォーゲル(ハーヴァード大学教授)、楊天石(中国社会科学院研究員))の成果。政治的・感情的要素を排除して、日米中台の研究者が新たな視点から日中戦争史を捉えなおすシリーズ。
本巻は、日本の中国侵略を歴史的事実と認めながら、その侵略の政治的実態と抵抗のありようを、両者の対立関係だけでなく合作協力関係、権力の相互浸透といった状況を重層的・多面的に明らかにし、戦争の実態を客観的に解明。正確な歴史観の形成を目指す。
第2巻『日中戦争の軍事的展開』(2006年4月刊行)、続刊として、第3巻『戦時期、中国における社会・文化的変容(仮題)』(未定)。

目次

「日中戦争の国際共同研究」刊行にあたって 山田辰雄

総 論 日中戦争期、中国の地域政権と日本の統治 姫田光義
     はじめに 本巻の目的
     1 日中戦争下のリージョナル・レジーム――対立・協力そして権力の相互浸透の政治状況
     2 本書の構成について
     おわりに

第1部 中国の抗日体制化における地域政権

第1章 日中戦争時期における蒋介石の省区縮小運動 味岡徹
     はじめに
   ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

執筆者紹介

姫田光義(ひめた みつよし)
中央大学教授
1937年生まれ。東京教育大学文学部東洋史学専攻博士課程修了。
日本国際問題研究所研究員、日本国在香港総領事館特別研究員を経て、現職。専攻は中国現代史。
主要著作に、『中国20世紀史』(共著、東京大学出版会、1993年)、『中国革命史私論』(桜井書店、2000年)、『戦後中国国民政府史の研究』(編著、中央大学出版部、2001年)など。

山田辰雄(やまだ たつお)
慶應義塾大学名誉教授、放送大学教授
1938年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。法学博士。
慶應義塾大学法学部教授を経て、現職。専攻は中国近代政治史。
主要著作に、『中国国民党左派の研究』(慶應通信、1980年)、『橘樸 翻刻と研究―『京津日日新聞』―』(共編、慶應義塾大学出版会、2005年)など。

味岡徹(あじおか とおる)
聖心女子大学文学部教授
1949年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。
駒澤大学外国語部専任講師、聖心女子大学文学部助教授を経て、現職。専攻は中国近代史。
主要著作に、「民国国会と北京政変」中央大学人文科学研究所編『民国前期中国と東アジアの変動』(中央大学出版部、1999年)、「国民党政権の地方行政改革」中央大学人文科学研究所編『民国後期中国国民党政権の研究』(中央大学出版部、2005年)など。

張瑞徳(ちょう ずいとく)
中国文化大学史学系教授、中央研究院近代史研究所兼任研究員
1953年生まれ。国立台湾師範大学歴史研究所博士。
中央研究院近代史研究所助理研究員、副研究員、研究員兼副所長を経て、現職。専攻は国民政府史。
主要著作に、『平漢鐵路與華北的經濟發展、1905-1937』(中央研究院近代史研究所、1987年)、『抗戰時期的國軍人事』(中央研究院近代史研究所、1994年)など。

ダイアナ・ラリー(Diana Lary)
ブリティッシュ・コロンビア大学歴史学部教授
1941年生まれ。Ph.D.(University of London)
主要著作に、Warlord Soldiers, Cambridge University Press, 1985; (Co-ed.) Scars of War, University of British Columbia Press, 2002.

魏宏運(ぎ こううん)
南開大学歴史系教授・博士生導師
1925年生まれ。南開大学歴史系卒業。
南開大学歴史系講師、副教授を経て、現職。専攻は中国近現代史。
主要著作に、『抗日戦争与中国社会』(遼寧人民出版社、1997年)、『●(金偏に契)齋文録』(中華書局、2002年)など。

塚瀬進(つかせ すすむ)
長野大学産業社会学部助教授
1962年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。
専攻は近現代中国東北地域史。
主要著作に、『満洲国』(吉川弘文館、1998年)、『満洲の日本人』(吉川弘文館、2004年)など。

解学詩(かい がくし)
吉林省社会科学院研究員、吉林省社会科学院満鉄資料館名誉館長
1928年生まれ。吉林大学大学院修了。
吉林省政協文史委員会副主任、慶應義塾大学客員教授を経て、現職。専攻は中日関係、満鉄史、「満洲国」史研究。
主要著作に、『満鉄労働史の研究』(共編著、日本経済評論社、2002年)、『隔世遺思 評満鉄調査部』(北京:人民出版社、2003年)など。

盧明輝(ろ めいき)
内蒙古社会科学院歴史学教授
1934年生まれ。専攻は内モンゴル近現代史。
主要著作に、『蒙古自治運動始末』(中華書局、1980年)、『旅蒙商』(中国商業出版社、1995年)、『徳王其人』(遠方出版社、1998年)など。

邵銘煌(しょう めいこう)
中国国民党史館主任
1954年生まれ。中国文化大学史学博士。
主要著作に、「最後的心情:論汪精衛与孫中山的亜洲主義」(『近代中国』、2003年11月)、「暫別南京:西安事変後蒋中正之進退出処」(『近代中国』、2004年10月)など。

オドリック・ウー(Odoric Wou)
ラットガース大学歴史学部教授
1938年生まれ。Ph.D.(Columbia University)
主要著作に、Militarism in Modern China: The Career of Wu P’ei-fu, 1916-39, Australian National University Press, 1978; Mobilizing the Masses: Building Revolution in Henan, Stanford University Press, 1994. など。

ティモシー・ブルック(Timothy Brook)
ブリティッシュ・コロンビア大学セント・ジョンズ・カレッジ学長
1951年生まれ。Ph.D.(Harvard University)
主要著作に、(Co-ed.) Opium Regimes: China, Britain, and Japan 1839-1952, University of California Press, 2000; Collaboration: Japanese Agents and Local Elites in Wartime Chin, Harvard University Press, 2005. など。

金丸裕一(かねまる ゆういち)
立命館大学経済学部教授、(財)東洋文庫研究員
1962年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程単位取得退学。
国立政治大学歴史学研究所(台北)兼任副教授、立命館アジア太平洋大学助教授などを経て、現職。専攻は中国政治経済史。
主要著作に、「從破壞到復興?―從經濟史來看『通往南京之路』―」(『中國現代史專題研究報告』第20輯、1999年)、「『中支電気事業調査報告書』(昭和13年2月)の一考察」(『立命館経済学』第54巻第4号、2005年)など。

久保亨(くぼ とおる)
信州大学人文学部教授
1953年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退。
東京大学東洋文化研究所助手、信州大学人文学部助教授を経て、現職。専攻は中国近現代経済史。
主要著作に、『戦間期中国〈自立への模索〉関税通貨政策と経済発展』(東京大学出版会、1999年)、『戦間期中国の綿業と企業経営』(汲古書院、2005年)など。

綱博文(たかつな ひろふみ)
日本大学大学院総合社会情報研究科教授
1951年生まれ。日本大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専攻は中国近現代史。
主要著作に、『日本僑民在上海』(編著、上海辞書出版社、2000年)、『戦時上海 1937〜45年』(編著、研文出版、2005年)など

フレデリック・E・ウェイクマン,Jr(Frederic E. Wakeman, Jr.)
カリフォルニア大学バークレー校歴史学部教授
Ph.D.(University of California, Berkeley)
主要著作に、History and Will: Philosophical Perspectives of Mao Tse-tung’s Thought, University of California Press, 1977; Politicizing Shanghai, 1927-1937, University of California Press, 1995.

訳者紹介

鬼頭今日子(きとう きょうこ)
大阪府立桃谷高等学校中国語講師
1973年生まれ。大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士前期課程修了。
日本国在上海総領事館専門調査員を経て、現職。
主要著作に、胡礼忠「中米関係の構造的特質からみた第2期ブッシュ政権の対中政策」(翻訳)(『現代中国』79号、2005年)、臧運ネ古「主要文書より見たる日本の対華政策―満洲事変から盧溝橋事変にかけて―」(翻訳)(『現代中国研究』16号、2005年)など。

益尾知佐子(ますお ちさこ)
日本学術振興会海外特別研究員(ハーバード大学)
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。
日本学術振興会特別研究員(DC1)、日本国際問題研究所研究員を経て、現職。専攻は現代中国外交、東アジアの国際関係。
主要著作に、「ケ小平期中国の対朝鮮半島外交―中国外交『ウェストファリア化』の過程―」(『アジア研究』第48巻第3号、2002年7月)、“China’s Policy toward Japan: Stagnation for the Next Level,” JIIA Research Report 2003など。

上田貴子(うえだ たかこ)
近畿大学文芸学部講師
1969年生まれ。大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。
日本学術振興会特別研究員を経て、現職。専攻は中国近現代史。
主要著作に、「1920年代後半期華人資本の倒産からみた奉天都市経済」(『現代中国』75号、2001年)、「1926年哈爾濱における自治権回収運動」(『EXORIENTE』5号、2001年)など。

小都晶子(おづ あきこ)
大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士後期課程
1975年生まれ。専攻は中国近現代史。
主要著作に、「『満洲国』政府による日本人移民政策実施体制の確立と『日満一体化』」(『現代中国』第77号、2003年)など。

田中剛(たなか つよし)
神戸大学大学院文科学研究科博士課程
1973年生まれ。専攻は内モンゴル近現代史。
主要著作に、「『蒙疆政権』の留学生事業とモンゴル人留学生」(『歴史研究』〔大阪教育大学〕第38号、2001年)など。

福士由紀(ふくし ゆき)
一橋大学大学院社会学研究科博士課程
1973年生まれ。専攻は中国近現代史。
主要著作に、「日中戦争期上海における公衆衛生と社会管理」(『現代中国』第77巻、2003年10月)、「戦後上海における公衆衛生事業の再編」(『一橋研究』第29巻第4号、2005年1月)など。

吉田豊子(よしだ とよこ)
中央大学経済学部兼任講師、同人文科学研究所客員研究員、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員
1969年生まれ。東京大学文学博士。
日本学術振興会特別研究員を経て、現職。専攻は中国近現代史。
主要著作に、「戦後中国国民政府の内モンゴル統合の試み―制憲国大までを中心に―」(『アジア研究』第47巻第2号、2001年4月)、「第二次世界大戦末期の中ソ関係と中国辺疆―アルタイ事件をめぐる中ソ交渉を中心に―」中央大学人文科学研究所編『民国後期中国国民党政権の研究』(中央大学出版部、2005年)など。

西野可奈(にしの かな)
成蹊大学法学部非常勤講師、島根県立大学北東アジア地域研究センター客員研究員
1968年生まれ。成蹊大学大学院法学政治学研究科博士後期課程単位取得退学。
島根県立大学北東アジア地域研究センター研究助手を経て、現職。専攻は中国社会学史。
主要著作に、「もうひとつの『革命』―中国における個人、女性、国家建設の関係―」宇野重昭編『北東アジア学創成に向けて』(島根県立大学北東アジア学創成プロジェクト、2003年12月)、「東アジア・アイデンティティ構築に向けての試論―多様性との『共生』の政治は可能か―」宇野重昭編『北東アジア学創成に向けてU』(島根県立大学北東アジア学創成プロジェクト、2005年3月)など。

杉本公子(すぎもと・きみこ)
明星大学日野校非常勤講師、法政大学工学部非常勤講師
1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。
専攻は中国現代史。
主要著作に、「建国時期における中国共産党の対外資系銀行政策」(『年報地域文化研究』第7号、2003年)など。

定価5,832円 (本体:5,400円)
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