トマス・モアと並び、16世紀ルネサンスを代表する人文主義者・エラスムスの風刺文学のラテン語原書から邦訳! 聖書学者としてルターに先立ってキリスト教の本質と当時の世相を戯文の中に鋭く説く警世の書。 併せて著者の最初の弁明書である「ドルピウス宛書簡」の本邦初訳を掲載。
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1926年生まれ。1950年、慶應義塾大学文学部哲学科卒業。65年、慶應義塾大学教授(文学部)、現在、慶應義塾大学名誉教授、創価大学名誉教授。著書には、『現代論理学』(共著、弘文堂)、『自然な推論のための論理学』(勁草書房)、『パラドックスへの挑戦――ゲーデルとボーア』(岩波書店)ほか、訳書には、デカルト『精神指導の規則』(共訳、白水社)、クワイン『集合論とその論理』(共訳、岩波書店)など。
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