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時代〈とき〉のなかの歌舞伎
四六判/上製/336頁
初版年月日:2003/09/25
ISBN:978-4-7664-1011-2
(4-7664-1011-4)
Cコード:C1074
定価 3,300円(本体 3,000円)

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仮名手本忠臣蔵 詳細を見る
時代〈とき〉のなかの歌舞伎
近代歌舞伎批評家論
目次 著者略歴

歌舞伎評論家に焦点をあてることから、歌舞伎において批評とは何か(かつての「評判記」との違いは何か)、批評とは何か、歌舞伎の「芸」とはどのようなものか、そして、歌舞伎とは何かを考える。
新たな時代の状況の中で、歌舞伎の意味を根底において考えようとした、明治の三木竹二から昭和の郡司正勝・戸板康二までを取り上げて、「人間」と舞台との関わりを、問い直す。
著者は現在、日経新聞紙上で歌舞伎評を連載している歌舞伎批評の第一人者。

目次


まえがき
序 章  劇評、時代をあらわすものとしての―何故、批評を書くのか?
第1章  團菊を知らない世代―三宅周太郎の位置
第2章  劇評の「近代」とは何か―三木竹二のしたこと
第3章  痴呆芸術論の行方―劇評家白鳥と劇通白鳥の間
第4章  エトランジェの問いかけるもの―小山内薫の焦立ち
第5章  「新歌舞伎劇」の行方―楠山正雄の苦笑
第6章  「ディレッタント」たちの光芒―小宮豊隆と木下杢太郎の撤退
第7章  歌舞伎美論の功罪―岸田劉生 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

上村以和於(かみむら いわお 本名・巌)
1940年東京生まれ。慶應義塾大学文学部・大学院修士(英文)修了。77年より歌舞伎批評・評論活動を雑誌『演劇界』『劇評』を中心に行う。94年より『日本経済新聞』の劇評担当。94年、第28回関西文学賞(文芸評論部門)受賞。現在、山村学園短期大学教授。著書に『歌舞伎の情景』(演劇出版社)、『演劇の季節』(関西書院)、『21世紀の歌舞伎俳優たち』(三月書房)、『新世紀の歌舞伎俳優たち』(三月書房)、『歌舞伎 Kabuki Today: The Art and Tradition』(講談社インターナショナル)など。

定価3,300円 (本体:3,000円)
品切・重版未定
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