現代の経済は過去の遺産であり、その形成過程(歴史)を知ることは未来への見取図を描くことにつながる。古代から現代までの人類の経済活動をわかりやすく解説しつつ、経済史を学ぶ意義を説く。
序 第1章 経済史とは何か T 経済学と歴史 U 経済史の役割 V 経済史の対象 W 慣習・指令・市場
第2章 古代の文明と帝国 T 人類史の世明け U 古代への序曲 V 古代文明の発展 W 古代の終末 付論 狩猟採集から農業へ
第3章 中世の社会と経済 T ヨーロッパの成立 U 封建社会 V 中世の農村 付論 二圃生と三圃制
第4章 市場の形成と拡大 T 市場と商人 U 中世の都市 V 土地・労働・資本 W 技術と社会
第5章 近代へ ……
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岡田 泰男(おかだ やすお) 〔略歴〕1937年東京に生まれる。1960年慶應義塾大学経済学部卒業。同大学経済学部教授を経て名誉教授。コーネル大学に留学、また、コーネル、イエール、ブラウン大学、エセック大学院(仏)にて研究と講義に従事。経済学博士。 〔主要業績〕 Public Lands and Pioneer Farmers, Tokyo, 1971, N.Y., 1979. 『アメリカ公有地制度史の研究』陽樹社、1973年 『概説アメリカ経済史』(編著)有斐閣、1983年 『アメリカの夢アウトローの荒野』平凡社、1988年 『フロンティアと開拓者』東京大学出版会、1994年 『西洋経済史』(編著)八千代出版、1995年 『アメリカ経済史』慶應義塾大学出版会、2000年 『アメリカ経済史の新潮流』(共編著)、2003年
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