まえがき
解説　中国の古典小説について

巻一　幽鬼・冥界
第一話　宋定伯（売られた幽霊）
第二話　黒衣客（無鬼論者）
第三話　胡母班（泰山府君）
第四話　趙泰（冥土巡り）

巻二　命数・蘇生
第五話　周式（寿命の名簿）
第六話　管輅（南斗と北斗）
第七話　王道平（蘇生した花嫁）
第八話　狄希（千日酒）

巻三　至孝・情愛
第九話　董永（孝子と織女）
第十話　干将莫邪（眉間尺の仇討ち）
第十一話　韓憑夫婦（相思樹）
第十二話　離魂記（駆け落ちした魂）

巻四　仙境・夢幻
第十三話　桃花源（洞穴の別世界）
第十四話　劉晨阮肇（仙女の館）
第十五話　杜子春伝（仙人失格）
第十六話　枕中記（邯鄲夢の枕）

巻五　幻術・道術
第十七話　天竺胡人（インドの奇術師）
第十八話　左慈（神通力）
第十九話　許彦（鵝籠の書生）
第二〇話　板橋三娘子（ロバになった女将）

巻六　妖怪・異類
第二十一話　邪魅（ワニの婿）
第二十二話　白猿伝（白い猿の妖怪）
第二十三話　人虎伝（虎になった男）
第二十四話　緑衣女（蜂の精）

付録　補充作品
一、任氏伝
二、画壁
三、偸桃
四、志怪十二則
（1）腹のへった幽霊　（2）延命の夢　（3）脚のすげかえ　(4)おしろい売りの女　(5)孝子と継母　（6）もう一人の自分　(7)消えた娘　(8)城門の血　（9）頭を飛ばす部族　（10）身代り観音　（11）田螺の天女　（12）亀の恩返し

あとがき