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光の形而上学
A5判/上製/288頁
初版年月日:2018/02/28
ISBN:
978-4-7664-2500-0
 
(4-7664-2500-6)
Cコード:C3010
税込価格:3,850円
光の形而上学
知ることの根源を辿って

目次

 はじめに   山内志朗

  第 I 部 古代の光

プラトン「太陽」の比喩   納富信留

光の超越性と遍在性
初期ギリシア教父における光とロゴスをめぐって   土橋茂樹

プロティノスにおける光と言語の形而上学    樋笠勝士

  第 II 部 中世における展開と発展

中世存在論における唯名論
実体論批判としての唯名論   山内志朗

トマス・アクィナスにおける「光の形而上学」の可能性   上枝美典

太陽の光はなぜ熱いのか
ロバート・グロステストの『太陽の熱について』   神崎忠昭

15世紀シエナ美術における光と影
サッセッタ作〈聖痕を受ける聖フランチェスコ〉の場合   遠山公一
 
  第 III 部 伝統の継承と刷新

東方キリスト教圏の光に関する体験的言説とその特質   谷 寿美

弾む御言みことば、差し込める光
中世ドイツの宗教と世俗文学に現れた光をめぐる言説    香田芳樹

神の光、そして預言者とイマームたちの光
イスマーイール派によるクルアーン「光の節」の解釈
(スィジスターニー『神的王領の鍵の書』第52章の翻訳と解題)   野元 晋

同一性と指示詞に基づく論理体系    藁谷敏晴


 あとがき    山内志朗
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