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軍法会議のない「軍隊」
四六判/並製/192頁
初版年月日:2017/08/15
ISBN:
978-4-7664-2453-9
 
(4-7664-2453-0)
Cコード:C0031
税込価格:1,980円
軍法会議のない「軍隊」
自衛隊に軍法会議は不要か

目次

T なぜいま軍法会議か?
「軍」という存在/本書を上梓したきっかけ/重武装集団の抱える矛盾/軍の司法制度と正
面から向かい合う/筆者のこと

U 軍法会議の成り立ち
江戸幕府の内政と外交を垣間見ながら/フランスの最新制度、江戸幕府へ伝来/不平等条
約という重荷/明治新政府の外交政策と「法の近代化」

V 近代の軍法会議
近代軍司法制度の形成/「海陸軍刑律」の刑罰/陸軍裁判所/津田真道と西周/陸軍刑法
の編纂と井上義行/旧陸軍刑法と編纂関係者たちの履歴/旧陸軍刑法の完成/四将軍上
奏事件/旧陸軍刑法の内容/抗命罪とインパール作戦/擅権罪、辱職罪、侮辱罪、逃亡
罪/陸軍治罪法の完成/陸軍治罪法の特色と終戦/これまでのまとめにかえて

W 描かれた軍法会議
「軍法会議」を体感する/『ア・フュー・グッドメン』/米国海軍の軍事法廷/不条理な命令と
「抗命罪」/軍法会議の「光」の部分/軍刑法に特有の原理/結城昌治『軍旗はためく下
に』/軍法会議の「闇」の部分/敵前逃亡と軍法会議の「闇」/ 軍法会議はすべて「闇」に覆
われていたのか/軍法会議の「闇」を許さず

X 軍法会議のない軍隊
日本国憲法と「自衛隊」/「軍人の政治関与禁止」条の存在した意味/自衛隊法と軍刑法/
「自衛隊」と「軍隊」/憲法論議とともに軍の司法制度を考える/本書のさいごに


 あとがきにかえて
 主要参考文献
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