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目次
クルアーンにおける神と人間
A5判/上製/400頁
初版年月日:2017/06/30
ISBN:
978-4-7664-2416-4
 
(4-7664-2416-6)
Cコード:C3310
税込価格:6,380円
クルアーンにおける神と人間
クルアーンの世界観の意味論

目次

 序

第一章 意味論とクルアーン
 一 クルアーンの意味論
 二 個別概念の統合
 三 「基本的」意味と「連関的」意味
 四 語彙と世界観(Weltanschauung)

第二章 歴史のなかに配置されたクルアーンのキー・ターム
 一 通時的意味論と共時的意味論
 二 クルアーンとポストクルアーン諸体系

第三章 クルアーンの世界観の基本構造
 一 予備考察
 二 神と人間
 三 ムスリム共同体
 四 不可視なものと可視なるもの
 五 現世と来世
 六 終末論的概念群

第四章 アッラー
 一 アッラーという語の「基本的」意味と「連関的」意味
 二 アラビア半島の異教におけるアッラーの概念
 三 ユダヤ教徒とキリスト教徒
 四 異教のアラブ人たちが手にしたユダヤ・キリスト教のアッラーの概念
 五 ハニーフたちのアッラー

第五章 神と人間の存在論的連関
 一 創造の概念
 二 人間の運命

第六章 神と人間のコミュニケーション的連関(I)
――非言語的コミュニケーション
 一 神の「徴/記号」
 二 神的導き
 三 コミュニケーションの手段としての崇敬

第七章  神と人間のコミュニケーション的連関(II)
――言語的コミュニケーション
 一 神の語り(kalām Allāh)
 二 ワユフという語の原義
 三 啓示の意味論的構造
 四 アラビア語における啓示
 五 祈り(ドゥアー、Du‘ā’)

第八章 ジャーヒリーヤとイスラーム
 一 イスラームと、ひくく在って己れを委ねることの概念
 二 ヒルムからイスラームへ
 三 「服従」としての宗教(ディーン、dīn)の概念

第九章 神と人間の倫理的連関
 一 慈しみの神
 二 怒りの神
 三 ワアドとワイード


 解 説
 監訳者あとがき
 参考文献
 索引……事項索引/アラビア語用語索引(和訳つき)
       人名・著者名索引/クルアーン引用索引/原語索引
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