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目次
近未来の交通・物流と都市生活
A5判/並製/204頁
初版年月日:2016/03/25
ISBN:
978-4-7664-2304-4
 
(4-7664-2304-6)
Cコード:C3065
税込価格:2,970円
近未来の交通・物流と都市生活
ユニバーサルデザインとエコデザインの融合

目次

はじめに

第1章 近未来の交通運輸環境の問題点
 1.1 障がいをもつ立場から見たさまざまな現代交通の問題点
 1.2 車輌の乗り降りのしにくさ
 1.3 ターミナルや建物内の移動のしにくさ
 1.4 情報のわかりにくさ
 1.5 車輌の中での居心地の悪さ
 1.6 運賃の支払いにくさ
 1.7 荷物や子どもを抱えての移動の負担
 1.8 介助する立場の負担と限界
 1.9 公共交通運輸環境への理解を深める教育の限界
 1.10 現代交通の問題点に基づく近未来の国内交通を見るための視座

第2章 近未来の公共交通に求められるもの
 2.1 少子高齢化と国際化への対応
 2.2 ユニバーサルデザインの推進
 2.3 エコデザイン化の推進
 2.4 公共交通環境の国際標準化とその推進に向けた提案
 2.5 効果的で効率的な公共交通とモビタリティ社会の創造へ

第3章 モビタリティ社会創造に向けた実例
 3.1 電動低床フルフラットバス
  3.1.1 フルフラット化が難しかったこれまでのバス
  3.1.2 電車のモーター車のような新しいバスの発想
  3.1.3 試作の概要
  3.1.4 電動低床フルフラットバスの導入効果
  3.1.5 電動低床フルフラットバスの検証と利用者・市民の評価
  3.1.6 電動低床フルフラットバスへの運転手側の評価
  3.1.7 電動低床フルフラットバスへの経営者側の評価
  3.1.8 電動低床フルフラットバスへのメーカー側の評価
  3.1.9 将来の展開と応用の可能性
  3.1.10 まとめ
 3.2 病院などの屋内を対象にした一人乗り用電動自動運転車
  3.2.1 病院内での移動が大変な高齢者・障がい者
  3.2.2 看護者の移動支援負担の増大
  3.2.3 試作の概要:自動運転技術と電動車技術の融合
  3.2.4 電動自動運転車の検証と患者の評価
  3.2.5 電動自動運転車の検証と当該分野専門家による評価
  3.2.6 まとめ ―― 将来の展開と応用可能性
 3.3 電動バンを用いた農都共生支援システム
  3.3.1 JAの直売所の隆盛と農家の高齢化
  3.3.2 野菜の搬入と搬出の支援の必要性
  3.3.3 青果物エコ搬送システムの実際
  3.3.4 農業と都市生活者を結ぶ情報共有システムの概要と設計
  3.3.5 青果物エコ搬送システム・実証実験の評価
  3.3.6 まとめ
 3.4 IoTタグを用いた新しい交通運輸情報サービス[執筆 東 陽一]
  3.4.1 QRコードの隆盛とIoTタグ
  3.4.2 IoTタグのインフラコード「ロゴQ」
  3.4.3 IoTタグを使った想定される交通サービス
  3.4.4 将来の展開と応用の可能性
 3.5 小型無人飛行機・ヘリコプターによる社会サービス[執筆 松田篤志]
  3.5.1 無人の飛行機・ヘリコプターへのニーズと課題
  3.5.2 無人航空技術の現状
  3.5.3 小型無人航空機を有効活用したサービス
  3.5.4 将来の展開と応用の可能性

第4章 近未来の交通運輸サービス
 4.1 建物の中に車輌が入る社会
 4.2 医療の質を高める交通運輸サービス
 4.3 自動運転技術がもたらすもの
 4.4 公共交通車輌を変える蓄電池技術
 4.5 海外技術の流入による変革

おわりに
索 引
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