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目次
法典とは何か
A5判/並製/304頁
初版年月日:2014/10/30
ISBN:
978-4-7664-2187-3
 
(4-7664-2187-6)
Cコード:C3032
税込価格:2,860円
法典とは何か

目次

はじめに

第1章 法統一のための法典編纂
 T 法典編纂って何?
 U なぜ法典編纂なのか?
 V 何のための法典編纂?
 W 法典編纂はもう古い?
 X それでも法典編纂?
 Y 誰のための法典編纂?

第2章 近代日本の法典編纂
―― その “始まり” の諸相 ――
 T はじめに ―― 法典編纂を不可避とした条件
 U 明治初期太政官制下の法典編纂
 V お雇い外国人と法典編纂
 W 法典編纂の技術と方法
 X おわりに

第3章 脱法典化と再法典化
 T 民法典の「危機」
 U 19世紀 ―― 法典の時代
 V 20世紀 ―― 脱法典化の時代
 W 21世紀 ―― 再法典化の時代?
 X あらためて法典とは

第4章 法典と一般的法原則
―― 法秩序の重層構造と動態的法形成 ――
 T はじめに ―― 再法典化と「一般的法原則」
 U 「法原則」(プリンシプル)と「法規範」(ルール)
 V 「指導的法原則」と「矯正的法原則」
 W 法認識と「法原則」
 X 「法規範」(ルール)における「例外」の許容
 Y 法規範の拡張としての「法的擬制」
 Z 法規範の縮小としての「特段の事情」
 [ むすびに代えて ―― 法秩序の重層構造と動態的法形成

第5章 ドイツ民法典と法典論
 T ドイツ民法典の成立
 U ドイツ民法典の展開
 V ドイツ民法典の危機
 W プロイセン一般ラント法の立法技術
 X ドイツ民法典の立法技術
 Y 現代法典論における立法技術
 Z 法典論と立法技術

第6章 フランスの諸法典
 T 民法典の編纂・隆盛・激動
 U 現代における法典化
 V 法典、法典化そして「再」法典化とは何か?
 W 結びにかえて

第7章 英米法における法典化運動
 T はじめに
 U 法典化の要請とその実践
 V 新たな法典化の展開
 W おわりに

第8章 ラテンアメリカと法典化
 T はじめに
 U 政治的独立と法的依存 ―― フランス民法典への隷属的法典化
 V ラテンアメリカ内因性の自立的法典化 ―― フランス民法典からの脱却へ
 W 結びに代えて ―― 独立期法典化の諸要因

第9章 ヨーロッパ(EU)私法の平準化
―― ヨーロッパ民法典の可能性 ――
 T ヨーロッパ民法典の構想と共通売買法
 U ヨーロッパ私法の形成をめぐる学説の動向
 V ヨーロッパ共通契約法典への道程 ―― 指令、モデル法、規則
 W EU私法の平準化への新たな道開 ―― 規則としての選択的法準則
 X おわりに ―― 今後の展望

第10章 開発における法典編纂
 T はじめに
 U ラオスにおける民法典編纂
 V ネパールにおける民法典編纂
 W おわりに ―― 進化する法システムと法典編纂

第11章 「商法典」とは何か
―― 法典化・脱法典化・再法典化 ――
 T 「商法典」の現在
 U ヨーロッパ大陸法諸国の動向
 V 日本の商法典
 W むすびに代えて ―― 法典の行方と商法学のあり方

第12章 消費者法と法典化
 T はじめに ―― 消費者法をめぐる問題状況と課題の設定
 U 消費者法の法典化に関する他国のモデル
 V 日本民法改正と消費者法をめぐる議論
 W 消費者法の法典化

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