メカニズムデザインと意思決定のフロンティア
編者まえがき
第1章 グローヴスメカニズム 坂井豊貴 1 はじめに 2 メカニズムデザイン 2.1 準線形環境 2.2 メカニズム 2.3 耐戦略性とグローヴスメカニズム 2.4 ピボタルメカニズム 3 公理的特徴付け 3.1 準備 3.2 ホルムストロームの定理 4 おわりに
第2章 コア選択オークション 佐野隆司 1 はじめに 2 モデル 3 VCGメカニズムとコア配分の関係 4 コア選択オークションの均衡 4.1 完備情報下のナッシュ均衡 4.2 コア選択オークションと均衡同値性 4.3 不完備情報の均衡分析 5 おわりに
第3章 国債オークション 池邉暢平・坂井豊貴 1 はじめに 2 国債市場の中身 2.1 国債市場 2.2 国債の種類 2.3 発行市場の詳細 3 オークション方式の検討 3.1 国債オークションの特徴 3.2 様々な方式 4 おわりに
第4章 最適シグナル 田村 彌 1 はじめに 2 例 3 2つのアプローチ 3.1 メカニズムデザインアプローチ 3.2 ビリーフデザインアプローチ 4 情報提供者がコントロールできない情報がある場合 4.1 BCEアプローチ 4.2 ビリーフデザインアプローチを用いた解法 5 応用 5.1 広告情報のコントロール 5.2 価格差別とセグメンテーション 6 おわりに
第5章 表明選好法と熟議型貨幣評価 柘植隆宏 1 はじめに 2 環境の価値と評価手法 2.1 環境の価値 2.2 環境評価手法 3 表明選好法 3.1 仮想評価法(CVM) 3.2 コンジョイント分析 4 表明選好法の前提を巡る議論 4.1 前提の妥当性に対する疑問 5 熟議型貨幣評価(DMV) 5.1 DMVの方法 5.2 DMVの研究動向 6 おわりに
第6章 危険と不確実性のもとでの意思決定 林 貴志 1 はじめに 2 客観的期待効用理論 2.1 危険態度 2.2 期待効用表現:発見的構成法 2.3 危険選好の期待効用表現 2.4 期待効用表現の公理的特徴付け 2.5 独立性と動学的整合性 2.6 多段階くじの環元と帰結主義 3 主観的期待効用理論 3.1 主観的信念の同定 3.2 Savageの主観的期待効用理論 3.3 Anscombe = Aumannの主観的期待効用理論 4 信念の曖昧さ 4.1 Ellsbergの逆理 4.2 非加法的主観的期待効用理論 4.3 multiple-priors主観的期待効用 4.4 2階の信念と曖昧さ回避 5 情報と信念 6 信念の改訂 6.1 ベイズ改訂と動学的整合性 6.2 曖昧な信念の改訂
第7章 空港到着枠の再編成マッチング 大谷秀平・坂井豊貴 1 はじめに 2 到着スケジュールの組み替え 3 コンプレッション・アルゴリズムとコア 4 トレード・サイクル・アルゴリズム 5 おわりに 索 引
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