生涯元気をめざして
医師のすすめる心身健康長寿法
プロローグ 生活の質(QOL)を高めることが人生の質を高める/ 健康科学は確立していない?/ 高齢医師の役割
T章 生活の質を高める生き方 元気感をもとう 生きがいに必要な元気感 生きる意味 生き方についての九カ条 有名人の考える「生きがい」とは 生きがいの個人差 生き方についての名言 健康管理についての疑問 コレステロール/ 肥満度と死亡率/ 睡眠/朝食をとるほうがよいか/ 塩分/ コーヒー 就寝前の水分補給は脳梗塞を予防するか 筋肉の老化とその予防 百寿者の身体能力、生き方に学ぶ 実態/ 元気感/ 医学的側面/ 性格/ 食生活 医者のかかり方
U章 生活の質を高める生活習慣 五つの生活習慣 一 食習慣 メタボリック・シンドロームの人にみられる食習慣/ 食べる順序/ 体重のコントロール/ 一日に必要なカロリー/ 老化予防のためのサプリメント/ 嗅覚・味覚障害、嚥下障害の人の食事のとり方/ 歯周病と脳梗塞、そしゃく機能と学習機能
二 運動習慣 運動の効用―メタボリック・シンドロームの予防/有酸素運動により最大酸素摂取量がふえる/ 筋肉内の抗酸化物質をふやす/ 脳の働きを活発にする/ 運動は睡眠を改善し、ストレスを減らし、気分も改善させる/ 運動はがんを予防する/ 有酸素運動と無酸素運動をバランスよくおこなう 運動量―睡眠障害を防ぐ運動/ 糖尿病、肥満を防ぐ運動/ 認知障害を防ぐ運動/ 介護予防と筋力トレーニング
三 睡眠習慣 からだのなかのリズムと睡眠のリズム/ 睡眠リズムの乱れ/ 睡眠不足がつづくと肥満になる/ 睡眠不足は糖尿病を悪化させる/ 睡眠障害の治療(起床時間と寝る前の入浴)/ 睡眠薬/ 早起きの効用
四 脱ストレス習慣(ストレスをためない習慣) なにがストレスになるか/ 仕事を離れる/ ストレス対応/ 高齢者はストレスに弱くなっている
V章 脳の老化を防ぐ 脳を活性化する習慣 人生は脳の働きに左右されるが、自分の脳は自分でコントロールできる 脳の老化とは 心の老化はあるか 脳の崩壊を防ぐ予防法 脳の栄養 認知症の種類と予防 アルツハイマー病/ レビー小体型認知症/ ピック病/ 脳血管性認知症
W章 高齢者の現実 高齢者の定義 高齢社会 平均寿命 高齢化の速度 平均寿命と健康寿命 現在の生活に対する不安 一人暮らしの高齢者の孤独感 高齢者の三大死因 高齢者と薬 高齢者の運転
X章 加齢による心身の変化 健康とは 加齢変化と老化―老化には個人差がある 老化の原因 1 フリーラジカル説/ 2 クロスリンク説/ 3 エラー説/ 4 体細胞変異説/ 5 自己免疫説/ 6 テロメア説/ 7 遺伝子説 有名人が老化に気づいたとき 老年症候群 老化への対応 老化を再確認するためのチェックポイント 1 各臓器の機能の老化のなかで自覚できるものがありますか/ 2 運動不足になっていませんか/ 3 間食をしていませんか/ 4 睡眠の質が悪化していませんか/ 5 脳を有効に使っていますか からだの各臓器、システムの老化 1 脳と神経系、高次機能の老化/ 2 消化器系の老化/ 3 免疫系の老化/ 4 内分泌系の老化/ 5 循環器系の老化/ 6 骨・運動器系の老化 性格は老化するか
Y章 定年後の心身と生活の変化 定年後の心境の変化 定年後の虚無感とその対応 定年後の自立を考えた生活習慣の軌道修正 定年後の家計 定年後の生活資金 定年を契機に健康診断をしよう 定年後の医療費 定年後を豊かに生きるための二五カ条
Z章 高齢者と医療制度 高齢者の医療費 療養病床削減の波紋 介護保険料の仕組み 介護保険改正の意図はなにか 介護保健施設 医療の質
[章 高齢者の社会的側面 社会における高齢者の扱い 定年後も働きたい人が多い 年金 高齢者は敬われているか 高齢者の生き方 高齢者雇用確保のために定年制を見直す 定年後新しいことに挑戦する 高齢者の社会参加 高齢者の役割 再雇用時高齢者の能力をどう評価するか
\章 有限の人生を意識して生きる 人生は有限 人生の幕の閉じ方 幸せを感じるのはいつか 多様な死生観 最後のときのいのちの質
エピローグ 定年後の高齢者の能力を生かそう/ 健康についての考え方の進化/ 生活の質
参考文献
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