Contents
目次
『失われた時を求めて』交響する小説
四六判/上製/288頁
初版年月日:2011/07/20
ISBN:
978-4-7664-1860-6
 
(4-7664-1860-3)
Cコード:C0098
税込価格:2,640円
『失われた時を求めて』交響する小説

目次

はじめに

1章 響きつづける声
   就寝劇 母なるもの
   ゲルマント公爵家と医者たち 
   祖母とアポロンの馬車
   ボードレールの老婆たち 
   電話とオルフェウス
   心情の間歇
   語り手の声

2章 恋人アルベルチーヌ スワン夫人
   『囚われの女』から『消え去ったアルベルチーヌ』へ
   マラルメの数篇の詩
   〔けがれなく、生気にみちて、美しい今日……〕
   服飾デザイナー・フォルチュニィ
   カルパッチオの祝祭性
   無蓋四輪馬車(ヴィクトリア)のスワン夫人

3章 料理女フランソワーズ 
   コンブレの日曜の昼食
   フランソワーズと教会
   ニンジン入りの牛肉ゼリー寄せ
   パリの物売りの声
   社交界の晩餐会
   マドレーヌ菓子による無意識的記憶
   サディスム

4章  術作品が促すもの 
   作曲家ヴァントゥイユ
   愛の喪失
   公開されるコンサート
   画家エルスチールのアトリエ
   ギュスターヴ・モローとシャルダン
   オペラ座のボックス席と平土間
   作家ベルゴット

5章 交響する小説
   読書と模作の実践
   新しいロマネスク
   読者たちへ
   マネの「草上の昼食」

あとがき
主要参考文献
索引
ページトップへ
Copyright (C)2004-2024 Keio University Press Inc. All rights reserved.