Contents
目次
人口減少時代の保険業
A5判/上製/336頁
初版年月日:2011/05/20
ISBN:
978-4-7664-1824-8
 
(4-7664-1824-7)
Cコード:C3333
税込価格:3,240円
人口減少時代の保険業

目次

はしがき    田畑康人・岡村国和

第1部 人口減少時代の諸課題
第1章 人口減少時代の到来と保険業への影響    堀田一吉
 1 はじめに――問題意識  
 2 人口構造の転換と社会経済  
  (1) 戦後日本の人口構造変化とその特徴  
  (2) 人口減少社会の到来と社会経済的影響  
  (3) 人口構造と保険業の特性  
 3 戦後保険業の成長と人口構造  
  (1) 戦後保険業の成長過程と人口要因  
  (2) 戦後保険業におけるビジネスモデルの特徴  
  (3) 人口減少時代への移行と保険市場をめぐる環境変化  
 4 人口減少時代の到来と保険業の課題  
  (1) 保険市場の成熟と収益構造の変化  
  (2) シルバーサービス産業としての保険業  
  (3) 人口減少時代における保険経営の課題 
 5 おわりに――人口減少社会と転換期を迎えた保険業 

第2章 生活設計の変化と生命保険   河本淳孝
 1 はじめに  
 2 生命保険と生活設計論  
  (1) 生涯収支の可視化(生涯収支均衡モデルの機能)  
  (2) 生涯収支均衡プラン  
  (3) 家計のリスクと保険  
 3 人口減少と生活の変化  
  (1) 人口減少と生活にかかる指標の変化  
  (2) 働き方の多様化(非正規職員化の進展)  
  (3) 賃金カーブのフラット化  
  (4) 企業福祉の後退と格差  
  (5) 「人口オーナス」期の日本経済と家計  
 4 これからの生活設計のあり方を考える視点  
  (1) 不確実性の増大と予備的貨幣動機  
  (2) 現役に過度に依存しない生き方 
  (3) 「Aリスク」と「Vリスク」 
  (4) 自在性(固定値のパラメーター化) 
  (5) デフォルトと金利 
  (6) 予算制約と廉価商品 
 5 おわりに  

第3章 第三分野保険の動向と課題   伊藤 豪
 1 問題意識  
 2 民間医療保険の動向  
 3 民間医療保険をめぐる諸問題  
  (1) 民間医療保険の特徴と商品特性 
  (2) 民間医療保険の特殊性 
  (3) 人口減少社会が及ぼす影響  
 4 先進医療と医療技術革新が及ぼす影響  
  (1) 先進医療の現状と高額療養費制度 
  (2) 医療技術革新が及ぼす影響 
 5 第三分野保険のリスク管理 
 6 保険者の役割転換と相互強化にむけて

第4章 「保険と金融の融合」の動向と規制改革   後藤和廣
 1 はじめに  
 2 保険セクターによる金融リスクの引受け  
  (1) 保証保険、信用保険、ボンド  
  (2) ARTによる金融リスクの取り込み――「保険と金融の融合」の進展  
  (3) 金融技術・商品による金融リスクへの投資、取り込み  
3 2008年の金融危機と保険セクター  
  (1) 2008年の金融危機の概要  
  (2) 保険セクターへの影響  
  (3) AIG社の実質破綻の経緯  
 4 規制強化の検討  
  (1) 国際的な金融規制改革の推進体制と方向性  
  (2) アメリカの金融規制改革  
  (3) BISとIAISの規制改革と保険セクターの反応  
  (4) 予想される金融規制改革の今後と保険セクターへの影響  
  (5) 規制改革に関しさらに検討するべき事項  
 5 「保険と金融の融合」の今後  
  (1) リスク資本と「保険と金融の融合」の関連性  
  (2) 「保険と金融の融合」今後の動向  
 6 おわりに  

第5章 生命保険会社の資産運用と課題   石田成則
 1 生命保険会社における保障業務の変化と金融業務  
  (1) 生命保険の保障内容の変遷  
  (2) 保障業務の多角化の動向 
  (3) 運用資産の変化と金融業務の変遷  
 2 生命保険会社におけるリスク種別とそのヘッジ手段  
  (1) 金融リスクと業務リスク 
  (2) 金利(変動)リスクのヘッジ手段 
  (3) 金融派生商品(デリバティブ)の活用 
 3 リスク計量化におけるVaRの活用 
 4 金融リスク管理のためのリスク推計とその合算 
  (1) 資産サイドのリスク推計 
  (2) リスク合算の手法 
 5 負債サイドの特性を加味したALM管理 
  (1) 保険負債の特殊性 
  (2) ALM管理の展開 
  (3) ALM管理の問題点とその改善 
 6 新たなソルベンシー規制が促すALM管理の高度化 
  (1) 保険規制環境の変化
  (2) 保険規制がALM管理に及ぼす影響
 7 これからの資産運用とリスク管理のあり方

第2部 人口減少時代の新展開
第6章 リスクマネジメントビジネスの新展開   高橋孝一
 1 はじめに  
 2 損保系リスクマネジメント会社のコンサルティング  
  (1) 改正保険業法と損保系リスクマネジメント会社の設立  
  (2) リスクマネジメント事業分野のプレーヤー  
 3 会社法とリスクマネジメント  
  (1) 会社法  
  (2) 会社法におけるリスクマネジメント  
 4 企業のリスクマネジメント活動  
  (1) リスクマネジメントのプロセス  
  (2) リスクアセスメントの具体的プロセス  
  (3) リスク特定  
  (4) 業種別のリスク一覧表の例示  
  (5) リスク算定  
  (6) リスクマップの例示  
  (7) リスク対応の流れ  
  (8) リスクマネジメントのフレームワーク  
  ⑼ 継続的な取組みとしてのモニタリング&レビュー  
 5 新たなリスクの登場  
 6 おわりに  

第7章 保険業界の再編と経営戦略   根本篤司
 1 はじめに 
 2 人口減少の影響と保険会社の経営戦略  
  (1) 人口減少と保険市場の縮小  
  (2) 市場競争の進展と保険会社の対応 
 3 業界再編成と企業規模拡大戦略の限界 
  (1) 業界再編成と保険会社の企業規模拡大戦略 
  (2) 保険会社のグローバル戦略 
 4 おわりに

第8章 損害保険会社の海外進出と新展開   有田礼二
 1 はじめに  
 2 海外展開の現状 
  (1) 国別の展開状況
  (2) 国内外比率などについて
  (3) 元受における海外展開の現状
  (4) 再保険における海外展開の現状
 3 環境変化と課題・対応策 
  (1) 課題  
  (2) 課題への対応策  
 4 予想される今後の展開 
  (1) 各保険会社グループの海外展開
  (2) 政策株式の売却 
  (3) タカフル  
 5 おわりに  

第9章 中国保険市場の成長と展望   塔林図雅
 1 はじめに
 2 中国保険市場における市場開放と経営環境の変化 
  (1) WTO加盟による中国保険市場の開放  
  (2) 外資系保険企業の中国市場参入の経緯と動向 
  (3) 保険業の特殊性と監督行政の特徴 
 3 中国保険市場の現状と成長要因
  (1) 国民経済における保険の位置づけ
  (2) 中国保険市場の現状
  (3) 中国保険市場の成長要因
 4 中国保険市場の成長とその特徴
  (1) 生命保険市場の発展とその特徴
  (2) 損害保険市場の発展とその特徴
 5 中国保険市場における外資系保険企業の位置づけ
  (1) 中国における外資系の定義
  (2) 中国保険市場における外資系保険企業の現状
  (3) 中国保険市場における日系保険会社の位置づけ
 6 中国保険市場の潜在成長性と今後の課題
  (1) 中国保険市場の潜在成長性
  (2) 中国保険市場の政策的課題
 7 おわりに

第10章 消費者主権と新たな保険規制の可能性   田畑康人
 1 問題意識――消費者主権を考える意義
 2 消費者主権と保険消費者
  (1) 消費者主権と消費者保護法
  (2) 1970年代から本格導入された消費者主義と消費者主権
  (3) 消費者主権と保険消費者
 3 保険政策の大転換と保険消費者――新保険業法・新保険法と消費者
  (1) 旧保険業法の問題点と保険政策の大転換
  (2) 新保険業法と保険消費者 
  (3) 新保険業法下での消費者主権は達成されていたか
 4 保険における消費者主権と保険規制――人口減少社会を意識して
  (1) 新保険業法施行後の問題と消費者主権
  (2) 人口減少社会でも不可欠な保険とその対応
  (3) 新たな規制(reregulation)は必要か
 5 おわりに

第11章 人口減少時代における保険業の戦略的課題と将来   岡村国和
 1 はじめに 
 2 保険業を取り巻く環境変化と競争圧力  
  (1) 保険業を取り巻く4つの環境変化 
  (2) 保険市場に脅威をもたらす内外の5つの要因
 3 保険業の競争戦略とその課題
  (1) M. ポーターによる競争優位の戦略の3類型
  (2) 保険業におけるイノベーションのジレンマ
  (3) 保険業におけるランチェスターの戦略
4 保険会社のビジネスモデルと販売チャネル
  (1) ビジネスモデルの中核となる販売チャネルの類型
  (2) 販売チャネル改革の課題と展望
 5 おわりに

索引

ページトップへ
Copyright (C)2004-2019 Keio University Press Inc. All rights reserved.