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目次
ケースメソッド教授法入門
A5判/並製/356頁
初版年月日:2010/10/27
ISBN:
978-4-7664-1787-6
 
(4-7664-1787-9)
Cコード:C2034
税込価格:3,080円
ケースメソッド教授法入門
理論・技法・演習・ココロ

目次

第T部 ケースメソッド教授法の理論
 第1章 ケースメソッドを理解する
  1 最初のハードルを越える
  2 ケースメソッド教育がなぜ必要性を増しているか
  3 ケースメソッド教育とは
  4 ケースメソッド教育の特徴と原則
  5 ケースメソッドによる教育効果
  6 ケースメソッド教育が重視しているコンセプト
  7 KBSが行うケースメソッド教育のカルチャー

 第2章 討議から学ぶことの価値を考える
  1 討議の主産物と副産物
  2 ディスカッション授業の「場」の特徴
  3 討議から学ぶことの価値
  4 討議から学ぶことの「わが国における」「今日的」価値
  5 基礎科目をケースメソッドで学ぶことの価値と難しさ
 リーディング@ 議論を通して得た仲間
 ケース@    動くはずなのに動かない授業

 第3章 参加者を理解する
  1 HBSガービン教授の考える二つの“teaching”
  2 授業前に参加者を理解するための方法
  3 参加者を事前に理解することの役立ち
  4 ディスカッション授業の予防安全視点
  5 授業の場ではじめて現われる参加者の実像への理解と対応
 リーディングA ディスカッション授業参加者の期待と不安 ―多様な胸のうちを理解する
 ケースA    クラス発言の裏事情

 第4章 学びの共同体を築く
  1 クラス参加者は「学びの共同体」をどのように感じているか
  2 「学びの共同体」を築くための考え方とその枠組み
  3 「学びの共同体」を築く方法
  4 「学びの共同体」はうまく築けないときもある
  5 「学びの共同体」をいかに丁寧に形成するか
 リーディングB 共同体型学習観の一例としての「OSのバージョンアップを目指す学習」
 ケースB    あの人が話し出すと授業が止まる

 第5章 非指示的に教える
 リーディングC 非指示的に教えるということ
 ―学習者が自己と向き合い、新たな自己を獲得することを支援する教え方
  1 リーディングの要約と考察
  2 非指示的な教え方の作動メカニズム
  3 大人が学ぶということ
  4 自己モデルの更新量の設定
  5 なぜ非指示的に教えるのか
 リーディングD ブレヒトの教育劇―観客に思考を求めた演劇作家の問題意識と作劇の技法
 ケースC    この授業は難しすぎます
 慶應型ケースメソッド

第U部 ケースメソッド授業の準備と運営の技術
 第U部を読む前に―実践工程と技術の全体像
 第6章 準備とそのための技術
  1 準備の心構え
  2 五要素の統合
  3 教育目的の吟味
  4 授業計画書の作成

 第7章 運営とそのための技術
  1 討議を始め、軌道に乗せる
  2 挙手と発言を適切に扱う
  3 講師に求められる言動と態度
  4 教育目的の達成に向けた努力
  5 討議授業における板書
  6 板書の計画
  7 板書の基本原則
  8 授業のラップアップ

 第8章 評価とそのための技術
  1 授業評価の考え方
  2 定量的評価
  3 定性的評価
  4 教育目的の進化
 第U部の終わりに―administratorが座るコックピット

第V部 ディスカッションリードの実践演習
 ディスカッションリードの実践
 第9章 ケース「動くはずなのに動かない授業」を用いた演習
  1 ケース教材情報
  2 演習事例@ 二〇〇七年度 大谷雄二さん(仮名)の授業計画とその実践
  3 演習事例A 二〇〇九年度 桂木真由さん(仮名)の授業計画とその実践

 第10章 ケース「クラス発言の裏事情」を用いた演習
  1 ケース教材情報
  2 演習事例@ 二〇〇七年度 井上香織さん(仮名)の授業計画とその実践
  3 演習事例A 二〇〇七年度 武藤慎司さん(仮名)の授業計画とその実践
 第V部の終わりに―ディスカッションリードを実践すると見えてくるもの
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