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目次
流通と消費者
A5判/並製/272頁
初版年月日:2008/04/30
ISBN:
978-4-7664-1509-4
 
(4-7664-1509-4)
Cコード:C3334
税込価格:2,640円
流通と消費者

目次

第1部 現代日本の流通システム
第1章 流通と消費者
 1 経済の仕組みと生産・流通・消費の概念
  1-1 経済の仕組みと活動
  1-2 市場経済
  1-3 国民生活を構成する経済主体
  1-4 経済の営みと生産・流通・消費
 2 流通・マーケティングと消費者
  2-1 流通の地位
  2-2 流通を担当する諸機関
  2-3 流通とマーケティング活動
  2-4 消費者志向のマーケティング
  2-5 消費者概念
 3 消費者利益・社会利益と流通の役割
  3-1 消費者利益の重要性の高まり
  3-2 消費者利益のテーマ
  3-3 マーケティング概念の拡張と進化
  3-4 企業を見る目の変化と企業の役割モデル
 4 消費市場の環境変化と消費者起点の流通
  4-1 消費市場の環境変化
  4-2 消費者起点流通の牽引者としての自己認識
  4-3 新しい取引と競争秩序の確立
  4-4 生活様式の提案と小売業態の開発

第2章 流通と商業
 1 流通の概念
  1-1 歴史的概念としての流通
  1-2 物々交換
  1-3 商品流通
 2 生産と消費の懸隔と架橋
  2-1 人的懸隔と架橋
  2-2 場所的懸隔と架橋
  2-3 時間的懸隔と架橋
  2-4 情報懸隔と架橋
 3 直接流通と間接流通
  3-1 流通の2形態
  3-2 生産者と取引費用
  3-3 消費者と取引費用
 4 商業者の介在根拠
  4-1 売買集中の原理
  4-2 探索費用の節減効果
  4-3 交渉費用の節減効果

第3章 流通チャネル
 1 流通チャネルの役割
 2 流通チャネルの構築と政策
  2-1 伝統的チャネルと垂直的チャネルの違い
  2-2 流通チャネルの構築
  2-3 チャネル政策の類型
 3 流通チャネルの事例
  3-1 家電製品
  3-2 化粧品
 4 メーカー主導型流通システム
  4-1 メーカー主導型流通システムの特徴
  4-2 メーカー主導型流通システムのメリット
  4-3 メーカー主導型流通システムのデメリット
  4-4 メーカー主導型流通システムの動向
 5 小売主導型流通システム
  5-1 小売主導型流通システムの特徴
  5-2 新業態と小売形態発展の理論
 6 流通チャネルの変化と消費者
  6-1 流通チャネルと消費者
  6-2 流通チャネル・モードの変化

第4章 流通と情報
 1 技術革新による流通の変化
  1-1 過去の技術革新が流通に与えた影響
  1-2 ICTが流通に与えた影響:1980-1990年代
 2 現代の市場環境と関係性マーケティング
  2-1 関係性マーケティングとは
  2-2 ワン・トゥ・ワン・マーケティングの台頭と限界
 3 現代におけるICTの流通に与える影響
  3-1 ICTを活用した流通の実際
  3-2 ICTを活用した関係性マーケティングの未来
 4 情報と消費者

第5章 流通の国際化
 1 流通国際化の意味
 2 流通機関レベルの流通国際化
  2-1 生産者による流通国際化
  2-2 卸売業者による流通国際化
  2-3 小売業者による流通国際化
  2-4 消費者による流通国際化
 3 市場の国際化
  3-1 卸売市場の国際化
  3-2 小売市場の国際化
 4 現代日本における流通国際化の課題
  4-1 日本の小売業者の海外市場参入
  4-2 日本の小売市場への海外小売業者参入

第6章 卸売商業
 1 卸売と消費者
 2 卸売機関が遂行を求められる流通機能
 3 卸売機関の存在根拠とその意義
  3-1 取引総数最小化の原理
  3-2 不確実性プールの原理
  3-3 情報縮約・整合の原理
  3-4 分化と統合
 4 卸売機関の諸類型
  4-1 所有権をもつか否かの分類
  4-2 流通機能の程度による分類
  4-3 所有権をもたない卸売機関の分類
  4-4 生産者の販売組織
  4-5 系統販売卸売機関
  4-6 統合・協業的卸売機関
  4-7 活動地域による分類
  4-8 流通段階にもとづく分類
  4-9 商社
 5 卸売市場制度
 6 卸売商業経営の方向性

第7章 小売商業
 1 小売商業と消費者
 2 日本の流通の特徴と小売商業
  2-1 日本型流通システム
  2-2 流通系列化
 3 日本の小売商業の変化
 4 小売商業の分類
  4-1 小売業種
  4-2 小売業態
 5 小売商業の将来

第8章 流通システムの国際比較
 1 流通のグローバリゼーション
 2 グローバリゼーションと消費者
  2-1 普遍的な消費者の姿
  2-2 固有的な消費者の姿
 3 国際比較の意味と課題
  3-1 比較の意味
  3-2 国際比較の課題
 4 比較流通論の変遷
  4-1 経済発展と流通の役割
  4-2 流通の構造と成果
  4-3 流通の国際化
 5 流通システムの国際比較における基本的視角
  5-1 普遍主義的見解
  5-2 固有主義的見解
  5-3 流通機構・流通システム・流通構造
  5-4 国際比較の基本的視角

第2部 現代日本の流通政策
第9章 流通と政府
 1 流通政策の概念
  1-1 流通政策の概念
  1-2 政策主体としての政府
 2 流通政策形成のメカニズム
  2-1 政策形成のメカニズム
  2-2 政策形成の主体
  2-3 政策形成の動機
 3 流通政策の目標と評価基準
  3-1 経済政策としての流通政策の目標
  3-2 流通政策固有の目標と消費者
  3-3 流通政策の価値基準
 4 日本の流通政策の特徴
  4-1 行政指導優先の保護的経過政策
  4-2 政策手段の体系性の欠如
  4-3 流通政策の体系
 5 日本の流通政策の転換と消費者
  5-1 日本の流通政策の展望
  5-2 流通システムと消費者

第10章 流通政策の経緯
 1 流通政策の原型
 2 中小小売商業の保護政策
 3 流通近代化政策 
 4 出店調整時代 
  4-1 「70年代における流通」中間答申の流通政策の方向
  4-2 中小小売商業振興法
  4-3 大規模小売店舗法
 5 規制緩和時代
 6 規制緩和から競争の時代へ
 7 21世紀に向けた流通政策
  7-1 『21世紀に向けた流通ビジョン』における流通政策
  7-2 流通政策の転換

第11章 流通調整政策
 1 大型店規制政策の転換
 2 流通調整政策
  2-1 流通政策の目的と本質
  2-2 流通調整政策
 3 わが国流通調整政策の推移
  3-1 第1次百貨店法
  3-2 第2次百貨店法
  3-3 大店法
 4 流通調整政策と消費者利益

第12章 流通振興政策
 1 地域商業と消費者
  1-1 商業政策への地域的視点の導入
  1-2 流通の社会的有効性の評価
  1-3 中小小売商業振興政策からまちづくり政策へ
 2 中小小売商業振興法
  2-1 中小小売商業振興法制定の背景
  2-2 中小小売商業振興法による高度化事業
 3 中心市街地活性化法
  3-1 まちづくり3法の制定
  3-2 中心市街地活性化法改正の背景
  3-3 中心市街地活性化法の主な改正点
 4 改正都市計画法
  4-1 特別用途地区・特定用途制限地域による大型店出店規制
  4-2 大規模集客施設の郊外出店規制の導入
 5 まちづくりと消費者

第13章 流通競争政策
 1 独占禁止法の概要と特徴
  1-1 独占禁止法の意義と目的
  1-2 独占禁止法改正とその背景
 2 独占禁止法と流通問題
  2-1 独占禁止法と流通系列化問題
  2-2 ブランドによる市場支配
  2-3 大規模小売業による流通支配
 3 競争政策と消費者

第14章 流通政策の国際比較
 1 流通政策の国際比較の意義
  1-1 流通の国際比較
  1-2 流通政策の国際比較の意義
  1-3 流通政策と消費者利益
2 流通政策の2つのタイプ
  2-1 資本主義経済と流通政策の展開
  2-2 流通政策の2つのタイプ
3 欧米の流通政策
  3-1 フランス
  3-2 イギリス
  3-3 ドイツ
  3-4 アメリカ
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