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目次
資源循環型社会
A5判/上製/400頁
初版年月日:2008/04/30
ISBN:
978-4-7664-1434-9
 
(4-7664-1434-9)
Cコード:C3333
税込価格:4,400円
資源循環型社会
制度設計と政策展望

目次

はじめに

第1章 静脈経済の現状の概観――問題の所在
1.1 はじめに
1.2 廃棄物とリサイクルの現状
1.3 費用の側面
1.4 見えるフローと見えないフロー
1.5 法制度の対応
1.6 相場に揺れるリサイクル
1.7 おわりに

第2章 容器包装の適正処理とリサイクル
2.1 はじめに
2.2 容器包装の特徴――社会的費用の観点から
2.3 容器包装の動脈部・静脈部のアクター
2.4 容器包装リサイクル法の機能
2.5 容器包装の動脈的側面――ペットボトルの場合
2.6 健全なリサイクルを促進するために
2.7 おわりに

第3章 使用済み家電製品のリサイクルの現状と課題
3.1 はじめに
3.2 家電リサイクル法成立の背景
3.3 家電リサイクル法のあらまし
3.4 家電リサイクル法の特徴と問題点
3.5 今後の課題と展望
3.6 おわりに

第4章 使用済み自動車のリサイクルの現状と課題
4.1 はじめに――問題の所在
4.2 自動車リサイクル法施行以前のELVリサイクルの問題点
4.3 使用済み自動車リサイクル法をめぐる議論
4.4 ELV適正処理・リサイクルの新しい制度
4.5 おわりに

第5章 建設廃棄物リサイクルの経済的側面
5.1 はじめに
5.2 従来型の建設廃棄物処理の状況
5.3 建設系静脈市場の問題点と展望
5.4 最適化政策――バッズフローの最適制御
5.5 建設リサイクル法
5.6 おわりに

第6章 廃棄物の発生・排出抑制とリサイクルの制度的課題
6.1 はじめに
6.2 グッズとバッズの相対性
6.3 廃棄物問題解決の理念と従来型廃棄物処理レジームの問題点
6.4 資源循環型レジームに向けての新たなる展開の可能性
6.5 グッズとバッズの相対性に関する数学補論
6.6 おわりに

第7章 企業のイニシアティブによる廃棄物処理と情報
    ――拡大生産者責任の理論的基礎
7.1 はじめに
7.2 基本モデル――社会的な最適性
7.3 4つの代替的手法の同値性
7.4 一意な市場均衡の存在と最適料金の模索
7.5 おわりに

第8章 潜在資源価値と円滑な資源循環の可能性
8.1 はじめに
8.2 潜在資源性と潜在汚染性
8.3 残余物の資源価値の顕在化を促す条件
8.4 拡大生産者責任と環境配慮設計
8.5 具体的な事例による説明
8.6 土壌の潜在資源価値と再資源化
8.7 おわりに

第9章 使用済み電気・電子機器(E-Waste)の適正処理とリサイクル
9.1 はじめに
9.2 使用済み電気・電子機器(E-Waste)の現状――国内における回収とリサイクル
9.3 E-Wasteの潜在資源性と潜在汚染性
9.4 E-Wasteの海外流出
9.5 広域リサイクルの可能性
9.6 おわりに

第10章 東アジアを中心とした広域静脈・再生資源循環統治レジームの構築の可能性
10.1 はじめに
10.2 アクター・レジーム分析――概念設定
10.3 フォーマルレジームとインフォーマルレジームの乖離
10.4 バーゼル条約
10.5 フォーマルな広域資源循環レジームの構築と競争力
10.6 おわりに

第11章 新しい資源循環型レジームの展望
   ――国内資源循環と国際資源循環の接合
11.1 はじめに
11.2 3Rおよび国際静脈・再生資源循環の現況
11.3 市場の不完全性と生産物連鎖上での制御
11.4 包括的産業政策――資源循環戦略
11.5 おわりに
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