慶應義塾機関誌
明治31年3月創刊(毎月1回1日発行) 発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会
No.1189 2015年5月号
「幸せ」を考える
昨今「幸せ」研究や幸福度調査などが、様々な学問分野から行われているようです。人は誰しも「幸せ」になりたいものですが、その内容や「幸せ」でいるための条件など、とても気になるところです。日本ではなぜ女性のほうが幸せ度が高い? 笑顔から幸せは始まる? 一筋縄ではいかない「幸せ」という大きなテーマに、丁々発止の座談会と2つの論考で迫りました。「幸せ」に一歩近づく(?)特集です。
幸福度は比較可能か──よりよい政策活用のために 高橋義明(筑波大学システム情報系准教授・塾員)
宇宙時代の幸福を考える 山内志朗(慶應義塾大学文学部教授)
◆特集◆ 人工知能と人間の未来
◆特集◆ グローバル感染症の現在
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塾長式辞
牛場潤一
佐藤允彦(ジャズピアニスト、作・編曲家・塾員) 松井孝治(慶應義塾大学総合政策学部教授) 菅原貴与志(慶應義塾大学法務研究科教授、弁護士)
解説 安藤広道
吉田 徹
清水雅彦
清水榮一、諏訪内敬司、滝 富夫、中丸美繪
中野仁詞、小島希世子
田英亮、加藤貴昭、五百木 誠
『幻島はるかなり──推理・幻想文学の七十年』 紀田順一郎
『藤田嗣治とは誰か──作品と手紙から読み解く、美の闘争史。』 矢内みどり
『ボトルの中には夢がある──カリフォルニア・ワインの真実』 中川誠一郎
『コンピュータは数学者になれるのか? ──数学基礎論から証明とプログラムの理論へ』 照井一成
松坂 健、塚田朋子、野上伸悟、片岡寛展
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。幼稚舎に残る史料を再構成して上下2巻にまとめる。
「善を行うに勇なれ」
塾長として戦時の慶應義塾を守り、戦後は文筆家として日本の幅広い層に影響与え、今上天皇の皇太子時代の御教育常時参与として世に知られる小泉信三。その生涯を、平易な文体で描いた待望の伝記。
元幼稚舎長にして 稀代の教育者 吉田小五郎が綴る 珠玉の随筆選
元慶應義塾幼稚舎長吉田小五郎の名随筆を新編集で3巻に収める。多くの教え子に慕われた教育者として、日本を代表するキリシタン史研究者として、「民藝運動」に関わった美術品蒐集家として、培った観察眼とその描写は、時代を超えて読む者を惹きつける。没後30年を期に刊行!
元慶應義塾長が紐解く 歴代塾長の足跡
世紀の転換期に慶應義塾長を務め、その後も文部科学省中央教育審議会の初代会長を務めるなど、教育行政に長年関わってきた鳥居泰彦氏による慶應義塾の歴史叙述!
「三田評論」連載の「慶應義塾 史跡めぐり」が、福澤先生の史跡をまとめて1冊の本になりました!
『福翁自伝』に沿いながら、中津・大阪・東京・ロンドン・パリなどの福澤先生ゆかりの地を辿り、彼が生きた時代の背景を知ることができる一冊。
あの、名講義・名講演が いまCDで甦る!
昭和33年〜40年の「福澤先生と近代日本」「福澤諭吉と北里柴三郎」「私の読書歴」「スポーツが与える三つの宝」の小泉信三の4つの講演を3巻組のCDに収録。その声を初めて聞く方にも最適な小泉信三入門。