慶應義塾機関誌
明治31年3月創刊(毎月1回1日発行) 発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会
No.1165 2013年3月号
いまアフリカを考える
アフリカ諸国はいま急速に経済成長をしています。しかし、最後の巨大市場と言われても、その実際の姿は日本人にはあまり知られていません。アフリカニストと言われる専門家を招いての座談会と、様々な分野でアフリカに関わってこられた方々の記事による本特集で、「アフリカ開発会議」が6月に横浜で開催されるこの時期に、アフリカについて考えてみませんか。
ジブチの福澤翁と日本の国際協力 新美 潤 (外務省総合外交政策局参事官兼国連担当大使、前駐ジブチ共和国日本国大使)
コンゴ民主共和国で「生きること」を考える ── 小学校建設・運営プロジェクト 長谷部葉子(慶應義塾大学環境情報学部准教授)
汲めども尽きぬアフリカ音楽 鈴木裕之(国士舘大学法学部教授・塾員)
熱帯医学を通してのアフリカとの絆 竹内 勤(長崎大学熱帯医学研究所長、慶應義塾大学名誉教授)
発展するアフリカに必要なもの ── スポーツを通じた貢献 友成晋也(認定NPO法人アフリカ野球友の会代表・塾員)
生きること、そして学ぶこと ── シエラレオネの少年の夢 中野美奈子(フリーアナウンサー・塾員)
地平線に囲まれて ── 東アフリカサファリ雑感 ヒサクニヒコ(漫画家・塾員)
理工学部は来年創立七十五年を迎える。現在、学部の一、二年生は日吉キャンパス、三年生〜大学院生は矢上キャンパスで学問、研究に励んでいるが、そのキャンパスは工学部時代に様々な移転を経て今に至っている・・・
◆特集◆ 東横線と慶應
◆特集◆ 社会資本のメンテナンス
塾員専用の読書クラブ「KEIO BOOK CLUB」が オープン! 読書に嬉しい特典を揃えましたので 慶應義塾大学卒業生は、ぜひご登録ください。 運営:慶應義塾大学出版会
多田 毅(極東開発工業(株)社友、慶應志木会顧問) 小林節子(フリーアナウンサー) 井上輝夫(詩人、慶應義塾大学名誉教授)
解説 倉持 隆
岩尾總一郎
加藤三明
青戸統子、滝澤 正、西岡浩史、橋本五郎
坂上 順、向田麻衣
高橋義人、加茂具樹、赤松衡樹
『名刀と日本人 ── 刀がつなぐ日本史』 渡邉妙子
『ファッション・ブランドとデザイナーと呼ばれる戦士たち ── 西洋服後進国日本の千年』 塚田朋子
『東京裁判 ── フランス人判事の無罪論』 大岡優一郎
齊藤壽彦、後藤裕之、和泉 司、宇佐見 徹
日本を知ろう! 慶應を知ろう! ──慶應義塾大学短期日本学講座 友岡 賛
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。幼稚舎に残る史料を再構成して上下2巻にまとめる。
「善を行うに勇なれ」
塾長として戦時の慶應義塾を守り、戦後は文筆家として日本の幅広い層に影響与え、今上天皇の皇太子時代の御教育常時参与として世に知られる小泉信三。その生涯を、平易な文体で描いた待望の伝記。
元幼稚舎長にして 稀代の教育者 吉田小五郎が綴る 珠玉の随筆選
元慶應義塾幼稚舎長吉田小五郎の名随筆を新編集で3巻に収める。多くの教え子に慕われた教育者として、日本を代表するキリシタン史研究者として、「民藝運動」に関わった美術品蒐集家として、培った観察眼とその描写は、時代を超えて読む者を惹きつける。没後30年を期に刊行!
元慶應義塾長が紐解く 歴代塾長の足跡
世紀の転換期に慶應義塾長を務め、その後も文部科学省中央教育審議会の初代会長を務めるなど、教育行政に長年関わってきた鳥居泰彦氏による慶應義塾の歴史叙述!
「三田評論」連載の「慶應義塾 史跡めぐり」が、福澤先生の史跡をまとめて1冊の本になりました!
『福翁自伝』に沿いながら、中津・大阪・東京・ロンドン・パリなどの福澤先生ゆかりの地を辿り、彼が生きた時代の背景を知ることができる一冊。
あの、名講義・名講演が いまCDで甦る!
昭和33年〜40年の「福澤先生と近代日本」「福澤諭吉と北里柴三郎」「私の読書歴」「スポーツが与える三つの宝」の小泉信三の4つの講演を3巻組のCDに収録。その声を初めて聞く方にも最適な小泉信三入門。