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The Cambrige Gazette


グローバル時代における知的武者修行を目指す若人に贈る
栗原航海(後悔)日誌@Harvard

『ケンブリッジ・ガゼット:Lessons Learned』

第9号(2007年2月)
 
 

4. 編集後記


 「栗原後悔日誌@Harvard」2月号の本文は以上です。皆様ご承知の通り、昨年秋、東京大学名誉教授の木村尚三郎先生が亡くなられました。暖かいお人柄の先生は、心に染み入る文章をお書きになる方でした。その優しい先生が、30年前の1977年、当時の日本に関し、毅然たる文章を『西欧の顔、日本の心』の中に残されていますので、最後に皆様と共に、先生の微笑みを思い浮かべながら考えてみたいと思います―「現代日本人の最大の欠点は、非国際人、非海洋民族の最たる者でありながら、それに一向に気付こうとせず、海外に対しては頭部のうち、目と耳を動かすのみで、口は利かず、鼻は利かせず手と足はさっぱり動かそうとしない点である。居ながらにして世界を視聴し、それで分かった気になってしまっている精神的な怠惰、傲慢さ、ないし、臆病さこそ、何よりもまず打ち破られねばならないものであろう」、と。

以上



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著者プロフィール:栗原潤 (くりはら・じゅん)
ハーバード大学ケネディスクール[行政大学院]シニア・フェロー[上席研究員]
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