新連載 近代日本の中の交詢社 住田 孝太郎 著
(2007年7月25日連載開始)
福沢諭吉が手がけた三大事業に「慶応義塾」「時事新報」「交詢社」があります。
「慶応義塾」は教育、「時事新報」は新聞(当社Web連載「時事新報史」を参照)。
では、「交詢社」とは?
交詢社は、福沢の提唱により明治13年に設立した日本で最初の「社交クラブ」と言われています。
本連載では、交詢社の歴史をたどるとともに、交詢社という団体が、近代社会の発展の上で、どのような意味を持ち、どのような役割を果たしたのかということを考察します。
新進気鋭の著者が、近代日本の新たな側面に迫ります。
★著者について
住田孝太郎 Sumita Kotaro
現在、首都大学東京大学院社会科学研究科政治学専攻博士課程。
専門は日本政治思想史。主な業績に、「小幡篤次郎の思想像−同時代評価を手がかりに―」(『近代日本研究』
第21巻、慶応義塾福沢研究センター、2005年)、「小幡篤次郎著作目録」同上。「小伝 小幡篤次郎―百年目の邂逅―」(『福沢手帖』124号、福沢諭吉協会、2005年)、「福沢諭吉
と交詢社構想―「吾党の桃源」と「世務諮詢」のあいだ―」(『福沢諭吉の政治論』(仮)、叢書 21COE-CCC、慶応義塾大学出版会、2007年刊行予定)。
★第1回の内容
第1回連載は、
福沢諭吉が、縞の着物、頭に手ぬぐいという出で立ちで、掛け蕎麦をすすっていた明治13年の発会式の当日からスタートします。 第1回 明治13年1月25日、発会式 はこちらから |