Port Gallery T(大阪市)「本の展覧会『瀧口修造 1958 - 旅する眼差し』を中心に」盛況のうちに終了しました。
青山ブックセンター本店「瀧口修造1858フェア」盛況のうちの終了しました。

『瀧口修造1958 -旅する眼差し』(慶應義塾大学アート・センター編)
 
 

「旅する眼差し」の言葉が気持ちよくひびく季節・3月。同名の本の展覧会を開催いたします。

昨年、慶應義塾大学出版会より発行された特製ボックス『瀧口修造1958―旅する眼差し』には、写真集だけでなく、瀧口綾子宛書簡(翻刻)、絵葉書、旅の手帖(パリ〜バルセロナ間で瀧口が使用したメモ帳)等の興味深い資料がセットになっています。

その内容をご覧いただけるよう展覧会という形でご紹介・特別販売いたします(限定エディションボックス)。一人の作家の「旅」を、ビジュアルから多角的にとらえていただければと思います。

また、ギャラリーの取扱作品から、旅に連なるオリジナルプリント、エディションブック、その他書籍等もあわせて展覧いたします。ご来廊をお待ちしております。Port Gallery T

 
お越しいただきありがとうございます。当展覧会は盛況のうちに終了しました。
ご 案 内   『瀧口修造1958 -旅する眼差し』(慶應義塾大学アート・センター編)

本の展覧会
「瀧口修造 1958
  ― 旅する眼差し」を中心に


2010年3月15日[月]
       〜3月27日[土]
時間:12:00〜19:00
  (土曜18:00まで/日曜休廊)

Port Gallery Tにて開催いたしました。お越しいただき、ありがとうございました。

 

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『瀧口修造1958 ――旅する眼差し』について
   
『瀧口修造1958 -旅する眼差し』(慶應義塾大学アート・センター編)
 

瀧口修造1958 ――旅する眼差し

    
 
    
慶應義塾大学アート・センター編
    
特製ボックス入り(限定400部)
初版年月日:2009/10/31
ISBN:978-4-7664-1662-6
定価:52,500円
  
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*ご注文の際、エディションナンバーのご指定はできません。ご了承ください。
  
 

旅人となった詩人の「眼差し」


▼歿後30年を記念し、瀧口修造がヨーロッパで撮影した写真を集成。

▼本写真集は、1958年、瀧口修造がヨーロッパ滞在中に撮影した写真を中心に構成されている。瀧口の活動の転回点と目される1958年の「旅する眼差し」を再現すべく、別冊の「解説書」、「旅の手帖」と「夫人宛絵葉書」のファクシミリ、またオリジナルプリントを添えて特製ボックスに収めた。

▼特製ボックス入り(縦400mm×横200mm×高さ45mm)
 限定400部 [エディションナンバー入り]

   

 1958年の「旅」

 1958 年5月、瀧口修造はヴェネツィア・ビエンナーレ代表としてヨーロッパに旅立つ。ヴェネツィアでの公務のあと、パリを拠点にヨーロッパ各地を周遊、スペインではサルバドール・ダリ邸でマルセル・デュシャンと邂逅し、ベルギー、オランダ、スイスではヒエロニムス・ボスやパウル・クレーなど「幻想画家」の作品をたずねる巡礼者となる。そして戦前から交流を重ねたシュルレアリスムの指導者アンドレ・ブルトンとパリで会見を果たすまで、瀧口の旅は4ヶ月以上におよんだ。
   

 瀧口修造と写真

  旅行中、瀧口がみずからシャッターを切り、多くの写真を遺したことはあまり知られていない。その総数は1200点にもおよび、現在、慶應義塾大学アート・センターに所蔵されている。瀧口自身、写真論を多数書いてはいたものの、みずから撮影した写真を発表することはほとんどなかった。今回、遺された写真のなかから184点を写真集に収録。瀧口独自の写真的感性をうかがわせる貴重な一冊となっている。
   写真集に加えて、旅の写真一覧、瀧口綾子宛書簡集、解題、旅程を収録した「解説書」、また付録としてオリジナルプリント、「旅の手帖」と「絵葉書」のファクシミリなどをボックスに収め、旅人となった詩人の「眼差し」を克明に再現した。
   
   
『瀧口修造1958 ――旅する眼差し』内容紹介
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■特製ボックス入り (縦 400mm×横200mm×高さ45mm)
■限定400部 [エディションナンバー入り]
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◆写真集

イタリア、フランス、スペイン、ベルギー、オランダ、スイスで瀧口が撮影した、独自のカメラ・アイをうかがわせる写真を多数収録。
B5判変型(縦198mm×横188mm)上製、144頁
掲載写真(モノクロ/カラー)、184点


 
 

◆解説書

瀧口の旅を詳しく知るための一冊
B5判変型(縦198mm×横188mm)
並製・簡易フランス装、224頁


 

◆付録

オリジナルプリント(2L判、1枚)
旅先からの瀧口綾子宛絵葉書 (ファクシミリ12枚)
「旅の手帖」
  (パリーバルセロナ間で瀧口が使用したメモ帖)
  (ファクシミリ、縦135mm×横93mm)
旅の記念品
  (大判1枚、3ツ折り、約380mm×540mm)

 
  ◆お届けに際して ◆内容見本(PDF)
 

 本商品は、下のような運送用の箱に入れてお届けします。お届けに際して

『瀧口修造1958 旅する眼差し』内容見本のご提供

 『瀧口修造1958――旅する眼差し』
内容見本

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(500KB)

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『瀧口修造1958 ――旅する眼差し』瀧口修造について
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瀧口修造(たきぐち しゅうぞう)

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1903年12月7日―1979年7月1日
美術評論家、詩人。富山県出身。慶應義塾大学で西脇順三郎の教えを受ける。シュルレアリスムに限らず、ヨーロッパの前衛美術に関する文献を日本に多く紹介した。またアンドレ・ブルトンなどとも交流した。1938年には、阿部芳文、永田一脩、今井滋、田中雅夫らとともに「前衛写真協会」を結成。戦後は、実験工房を主催するとともに、美術評論を数多く著し、戦前に引き続き、旺盛な活動を行う。マルセル・デュシャンに傾倒。執筆活動のみにとらわれず、デカルコマニーの制作も行った。

 


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写真画像は慶應義塾大学アートセンター所蔵のものです。ご利用の際には慶應義塾大学出版会までお問い合わせください。

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