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■─────────────────────────────────── 「教育と医学」特別付録
     □■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
             第36号(2007年11月27日発行)
────────────────────────────────────■ ▲ このメルマガがおかげさまで3周年を迎えました。ありがとうございます!!
▲ 12月15日、福岡で「教育と医学の会」主催のシンポジウムを開催します。
▲「教育と医学」12月号の第一特集は、「非言語的学習障害を見直す」、第二 特集は、「医療崩壊と患者学のすすめ」がテーマです。

◇CONTENTS◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■最新号「教育と医学」(2007年12月号)の内容
★1.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★2.どこから読もうかな?<今月のポイント>
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
★4.もっと知りたい!<今月の本棚>
★5.「教育と医学の会」シンポジウムのお知らせ
■慶應義塾大学出版会からのご案内
■メルマガ編集後記
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■最新号「教育と医学」(2007年12月号)の内容■

特集1:非言語性学習障害を見直す

 「非言語性学習障害」とは、言語の基本的な使用には支障がないが、社会で の実践的な言語の使用や学習方法、そして感覚・運動に明らかに支障をもつ子 どもたちに、こういった名称が用いられてきました。しかし、これは診断分類 にはない名称であり、認めないという医師もいます。定義のあいまいなこの 「非言語性学習障害」について、第一線の臨床家・研究者に解説をいただきま す。また、教育の現状や支援技術について紹介します。

特集2:医療崩壊と患者学のすすめ

 病院の産科の減少、産科の医師不足、救急車出動の増加、医療訴訟の増加な ど、そこから様々な問題が生じてきています。医療が進歩している一方で、適 切な医療が受けられないという情況もあります。こういった現代医療の社会が かかえる問題「医療崩壊」について、現場の医師に解説いただきます。そして 患者やその家族が今、ワークショップを始めてきています。賢い患者になるた めの「患者学」の提言もいただきます。
今号の紹介ページ
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★1.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>

【今月の立ち読み1】

巻頭随筆「障害を見直す」
 若林愼一郎(元岐阜大学医学部神経医学講座教授)
 障害に対する用語や概念、考え方がどのように変遷してきているのか。そし て社会の理解や対応がどう変化していくのか、児童精神科医師の若林先生に概 説いただきました。

【今月の立ち読み2】

「編集後記」
 丸山孝一(福岡女学院大学人間関係学部教授)
 文化人類学がご専門の丸山先生に執筆いただきました。

★2.どこから読もうかな? <今月のポイント>

*巻頭随筆は、上記の「立ち読みコーナー」をご覧ください。

●特集1・非言語性学習障害を見直す

「非言語性学習障害再考―学習障害概念の再検討をめぐって」

 杉山登志郎(あいち小児保健医療総合センター保健センター長兼心療科部長)

<主な見出し>わが国の「学習障害」/「軽度発達障害」という呼称提唱の理 由/非言語性学習障害再考

◆「非言語性学習障害の発達の特徴と支援」

 小野次朗(和歌山大学大学院教育学研究科教授)

<主な見出し>診断基準および非言語性能力について/社会性・対人関係に関 する障害/外来初診時における印象/非言語性学習障害に関する報告事例から /指導の面から

◆「不器用・運動が苦手な子どもと社会性」

 榊原洋一(お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター教授)

<主な見出し>不器用さとは何か/不器用さを症状として含む障害概念/不器 用さと社会性/不器用さと社会性の接点

◆「小学校における非言語性学習障害の実態―巡回相談から見えてくること」

 七木田 敦(広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設教授)

<主な見出し>小学校の教室で/特別支援教育と発達的ニッチ(居場所)/ク ラスがまとまるということ―エピソードとして―

◆「非言語性学習障害児の成長および就業時の課題」

 中川伸也(北九州市立特別支援学校北九州中央高等学園校長)

<主な見出し>大人になったA氏との再会/落ち着きのないA君/実態把握の 実際/療育の経過について/成長の過程/就業に伴う現状と、私からの助言に ついて/本事例を通して

◆「非言語性学習障害のためのテクノロジーと環境整備」

 中邑賢龍(東京大学先端科学技術研究センター特任教授)

<見出し>学習障害へのテクノロジーの提供や環境整備に対する不安と疑問/ 非言語性学習障害を支援するテクノロジー

●特集2・医療崩壊と患者学のすすめ

◆「現代医療の縮図としての医療現場」

 唐澤秀治(船橋市立医療センター副院長)

<主な見出し>生老病死は万人共通の運命である/医療契約は請負契約ではな く準委任契約である/現代日本の社会状況と医療現場/トラブルを防ぐための コミュニケーション

◆「医療者と患者の認識差をどう埋めるか」

 神田橋宏治(東京日立病院内科医長)

<主な見出し>医療現場への誤解とトラブル多発/医療者と患者の関係の悪化 /関係改善の鍵1「情報発信」/関係改善の鍵2「自律」/メディアとの関係 改善

◆「『お産』をめぐる医療の現状」

 倉智博久(山形大学医学部教授・産科婦人科)

<主な見出し>周産期医療の現況/産科医不足の情況/周産期医療はどうある べきか

◆よりよい医療を実現するための患者学のすすめ」

 加藤眞三(慶應義塾大学看護医療学部教授)

<主な見出し>日本の医療の大きな変革期/情報リテラシー/患者にとっての インフォームドコンセント/慢性病と患者力/患者力が切り開く日本の医療

●軽度発達障害に関する資料

(「教育と医学」バックナンバー)
2006年9月号 特集2・学習障害児への今日の支援/特集1・親の教育力を高めるには
2006年12月号 特集1・青年期・成人期の発達障害支援/特集2・思いやりと親切
2006年5月号 特集・発達をどう支援するか

● 現代医療に関する資料

2005年4月号 特集・日本の医療のゆくえ
2004年1月号 特集・医療はどう変わるのか

●好評の連載

◆村瀬嘉代子「連載・瞬息のきらめき」

第18回「人を人として遇するには」
 人生には春夏秋冬があり、その時その時を大切にいきるという意味がどれほ ど大切であるか。こういったことは、人生の春夏を過ぎてからようやく人は感 じ始めます。そして「人の真価とは?」……。そっと深く心にしみ込んできま す。

◆田中康雄「連載・生きること・支え合うこと」

第18回「診断名よりも大切なこと」
 「僕たちがいる北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究セン ターでは、「相談室」を開いています。(ホームページを見てください。)」(本文冒頭より)。相談室を訪 れるお母さんの困惑・悩み、それに答える田中先生のお返事。そして田中先生 の思い……。(必読です=編集部より)

◆村田豊久「連載・子どもの心の診療室から―子ども臨床から学ぶこと―」

第18回「発達障害について(3)」
 発達障害についての先生の見解の第3回目です。「発達障害」ということば が普及してきていますが、発達障害と呼ばれる方々への理解が本当にすすんで いるのでしょうか。脳機能の障害ということでくくられる傾向がありますが、 「発達の障害」とはそういってくくられるものではない、と村田先生は訴えま す。
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★3.次がまちどおしいぞ <次号予告>

特集1・読書離れ

 2000年は「子ども読書年」、翌年には「子どもの読書活動推進法」が制定さ れ、子どもの読書離れへの対応がなされてきています。そして、「第53回学校 読書調査」の結果が、2007年10月27日に発表されました。そこで、学校読書を 専門とする研究者・教育者の方々に解説いただきます。そして、ことば、読書 と発達の関係、現代の読書の意味・可能性などについて、多分野の方々に執筆 いただきます。

特集2・教師の学びを支援する

 教育職員免許法の改正により、2009(平成21)年4月1日から、教員免許更 新制が施行されます。有効期間が10年となり、免許更新には講習の受講・修了 が必要となっています。この制度が教員をはじめ、教育を受ける者にとっても 有効であるためには、「教師の学び」が大きなポイントと考えます。そこで、 この免許更新制のねらいとは何か、そして「学び」とは何かを探ります。

2008年1月号の内容(予定)
 1月号は、12月27日発売です。
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★4.もっと知りたい!<今月の本棚>

◆キャスリン・スチュワート 著
 榊原洋一・小野次朗 編訳
『アスペルガー症候群と非言語性学習障害―子どもたちとその親のために―』
明石書店、2004年5月初版発行
A5判、240頁、2,310円(本体2,200円+税)

 今回、「教育と医学」2007年12月号の特集1の著者である榊原先生と小野先 生が編訳をされた本を紹介します。
 原著者のキャスリン・スチュワートは、小児期と思春期の心理学を対象とす る臨床心理学者です。本書の特徴は、榊原先生と小野先生連名の「あとがき」 から、よくわかるので、ここに引用します。
 「本書のユニークな点は2つある。第一にそのタイトルである『Non Verbal Learning Disability or Asperger Syndrome』だ。子どもの発達障害に関わ る者にとって、本書のタイトルは『ほとんど信じられないくらい』ユニークな ものである」「しかしこの2つの発達障害は、その概念の成立の歴史は全く独 立しており、現在でも『公式には』全く別の障害概念として認められているの である。そうした事情を知りながら、英語の初学者にも明白な同義言い換えを 示す『or』でこの2つを結び付けているのである」
 「さらに本文を読んでみて、私たちはまたびっくりしてしまった。著者はテ キストの中で、賢明にもこの2つの障害概念は異なるものである、と明言して いる。しかし、それにもかかわらず、最初から最後まで、(細かい違いはある ものの)両障害への対応はほとんど同じでよいことを、著者の豊富な経験から 明確に打ち出しているのである」「それは何かといえば、障害の名称、つまり レッテルには全くとらわれず、障害を持つ子どもにとって何がなされれば良い のか、という姿勢が貫徹されていることである」
 本書は大きく三つの部で構成される。
「第I部(第1章から第3章)では、非言語性学習障害とアスペルガー症候群 ならびに周辺の障害の医学的・心理的概要について述べている。第II部(第4 章から第6章)では、非言語性学習障害とアスペルガー症候群の子どもたちが 抱えている機能障害を具体的に(たとえば、第4章ではソーシャルスキルおよ び実践的言語使用について、第5章では視覚-空間処理および感覚-運動統合に ついて、第6章では情報処理および組織化・系統化スキルについて)説明して いる。第III部(第7章から第12章)では、それぞれの機能障害に対する対処 ・指導方法が具体的に紹介され、さらに、今後予想される課題についても記し ている」(本書「この本を読むにあたって」より引用)。
 本書のサブタイトル「子どもたちとその親のために」とあるように、まさに 「何をすればよいのか」という悩みになんらかの答えが見つかるといえるでし ょう。

* 以上の書籍『アスペルガー症候群と非言語性学習障害』を1名に、「教育と 医学」2007年12月号を3名の方に、アンケートに回答くださった方の中から抽 選でプレゼントします。

* アンケートご記入はこちらからどうぞ。

★ 5.「教育と医学の会」シンポジウムのお知らせ

「教育と医学の会」が主催のシンポジウムを開催します。ぜひ、お誘い合せの うえ、お越しください。当日、会場で「教育と医学」バックナンバーを特別割 引にて販売予定です。

 テーマ:いかに「発達障害児・者」を支援するか
 日時:2007年12月15日(土曜日)13:00〜15:30
 場所:福岡国際ホール(西日本新聞会館16階)
 入場料:無料(参加予約をする必要はありません)
 司会者:遠矢浩一(九州大学大学院人間環境学研究院)

話題提供

 1)医療の立場から
  黒木俊秀(独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター臨床研究部長)
 2)社会福祉の立場から
   緒方よしみ(福岡市発達障がい者支援センター「ゆうゆうセンター」所長)
 3)教育の立場から
   遠江規男(福岡県教育センター特別支援教育部長)

*詳細は、WEBサイトをご参照ください。

■慶應義塾大学出版会からのご案内

慶應カレンダー2008
慶應義塾所蔵の洋・和・漢の稀覯書を12カ月にあしらった、使いやすい大きさ(A3判)の壁掛けカレンダーです。

各月の画像はこちらからご覧いただけます。

その他新刊のお知らせはこちらから
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■メルマガ「教育と医学」のアンケート・読者プレゼント

お答えくださった方の中から、書籍『アスペルガー症候群と非言語性学習障害』 を1名に、「教育と医学」2007年12月号を3名の方に、アンケートに回答く ださった方の中から抽選でプレゼントします。抽選の締め切りは、2007年12月 20日(必着)です。 当選の発表は、発送をもって代えさせていただきます。
ぜひ、ご意見・ご感想をこちらにお寄せください。
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■次回のメルマガ「教育と医学」配信は、12月27日を予定しています。

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■編集後記

▼今月の特集2(医療崩壊)で神田橋先生の原稿から、今、医師も現況打破に むけて活動してくれていることを知り、少し安堵しました。「少子化対策を」 といいつつも、産科医師の激務状態が改善されず、妊婦と家族は産む場所への 不安が高じるというのは、どう考えてもおかしい。安心して産むことすらでき ず、さらにその先の教育や生活の不安が重なる……。これではやはり子どもを 産み育てることに希望がもちにくい、と思うのですがいかがでしょうか。さて、 このメルマガもお蔭様で3年を迎えることができました。読者の皆様に御礼申 し上げます。これからもよろしくお願い申し上げます。(編集担当N)
▼編集担当Nにいわれるまで、メルマガを始めて3年たったということに気がつ かずにいました。最初は登録いただけるか、少し不安な気持ちではじめました が、今では多くの方にご登録いただいております。ありがとうございました。 4年目にむけて、メルマガとウェブサイトともにさらに良くなるようがんばら なくては!と気合をいれてみます。気合だけではいけないですが。ちょっと早 いですが、来年の抱負の一つとしてあげておきます。 (システム担当K)
▼丸山先生が今号の編集後記の中で、「方向音痴も非言語性学習障害の対象に なるのだろうか」という疑問を投げかけられていらしたが、私もその一人とし て、はてさてどうなのだろうかと思わずにはいられません。なぜ?なにゆえ ?方向音痴になるのか分からないけれど、それを何らかの方法で解決できるな らば助かる なぁ(切実)というのが実感です。ぜひ解明の程を!(営業担当 N)

■編集後記の後記

小児科をめぐる状況も不安である、と子どもを持つ私は思います。いつもどう しているかというと、病気の子どもを連れて隣駅までえっちらおっちら行きま す。それでその医院というのがとても評判がいいところなのでとても待たされ ます。待たされるだけともかく、そこのお医者さんが過労で倒れてひと月近く 休院していたこともありました。医者の不養生と言ってしまえばそれまでです が、そうも言えないように思えました。いわゆる医療行政の問題ですね。
一方、近所にも小児科の医院は実はあるのです。ところが、ここへ行ってもな にも治らない。で、件の医院に行って処方を見せるとありえない診察だといっ て激しく憤ります。こうなってくると行政だけの問題ではないようでもあり、 また答えが見えなくなってくる私であることでした。 (後記担当O)
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【発行元】
慶應義塾大学出版会(株)  『教育と医学』編集部

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