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「教育と医学」特別付録
□■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
第30号(2007年5月29日発行)
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▲先日、とある軒下にてるてる坊主を発見。遠足だったのかな? 思わず足を
とめてしまいました。そろそろ梅雨ですね。
▲「教育と医学」6月号の第一特集は、「記憶のしくみを探る」がテーマです。
第二特集は、「教師塾の是非について」です。
▲ 「教育と医学」年間購読キャンペーン実施中です(今申し込むとご希望のバックナンバーを1冊献呈)。ぜひこのチャンスをご活用ください!
◇CONTENTS◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■最新号「教育と医学」(2007年6月号)の内容
★1.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★2.どこから読もうかな?<今月のポイント>
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
★4.もっと知りたい!<今月の本棚>
■慶應義塾大学出版会からのご案内
■メルマガ編集後記
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■最新号「教育と医学」(2007年6月号)の内容■
特集1:記憶のしくみを探る
記憶はなぜあるのか、人間にとって記憶はどれほど大切なのか、記憶の能力が
薄れるとどうなるのか、記憶力は遺伝するのか……。記憶の解明は、人間を知
ることでもあるようです。生きるという実感は、記憶で成り立っているともい
えるのか。大脳生理学、認知心理学や発達心理学の研究家、そして僧侶であり
作家である玄侑宗久氏と、多彩な執筆陣となりました。
特集2:教師塾の是非について
『五体不満足』の著者・乙武洋匡氏が春から東京都杉並区立の小学校教師にな
るというニュースは、ひさびさに明るい話題に感じられました。教師に関する
ニュースは暗いものが多いからでしょう。教員免許更新制度などが導入されま
すが、それよりも教師になる・教師を続けるという人たちをもっとサポートす
ることができないものでしょうか。そこで今月は、様々なかたちで誕生してい
る「教師塾」の動向や是非について考えます。
今号の紹介ページ
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★1.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>
【今月の立ち読み1】
●
巻頭随筆「これからの記憶研究」
太田信夫(放送大学教授)
記憶の研究の第一人者の太田先生は、「これからの記憶研究に望むこと」と
して、記憶研究の意義を述べておられます。
【今月の立ち読み2】
●
「編集後記」
丸野俊一(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
認知発達心理学が専門の丸野先生は、小学校など現場におもむき、心理学的
手法を授業実践に生かす方法について研究もされています。教師の教育技能向
上について、述べていただきました。
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★2.どこから読もうかな? <今月のポイント>
*巻頭随筆は、上記の「立ち読みコーナー」をご覧ください。
●特集1・記憶のしくみを探る
「記憶の適応的メカニズム――記憶はどこまで分かったか」
苧阪直行(京都大学大学院文学研究科教授)
<主な見出し>適応としての記憶/記憶の階層/ワーキングメモリ/記憶のメ
カニズム
◆「記憶力は遺伝するのか」
山元大輔(東北大学大学院生命科学研究科および理学部生物学科教授)
<主な見出し>遺伝子1個が動かなくなると記憶障害になる/記憶障害を起こ
す突然変異は、酵素の遺伝子に起きていた/海のナメクジが記憶研究の1ペー
ジを拓いた/哺乳類とハエやナメクジは、同じ仕組みを使って記憶する
◆「『生きる』ことと記憶」
玄侑宗久(作家、臨済宗僧侶)
<主な見出し>(見出しはないので、ポイントを少々)仏教における記憶/捏
造された記憶/生きるということの切実さ/命の記憶/お経と記憶 など。
◆「記憶力と学習能力」
豊田弘司(奈良教育大学教授)
<主な見出し>記憶力と学習能力の関係をどのようにとらえるか?/記憶成績
を決めるのは?/メタ記憶の影響力は年齢によって異なる/記憶力を高めるに
は、どのような経験や工夫が必要か?
◆「『私』とモノ・他者の間にある記憶――拡張した記憶のしくみ」
小林敬一(静岡大学教育学部准教授)
<主な見出し>モノ・他者に支えられた記憶/相互交流記憶システム/記憶の
パーソナル・スタイル
◆「赤ちゃんは外界をどう記憶するのか」
仲渡江美(中央大学理工学研究所研究員)
大塚由美子(東京女子医科大学研究員)
山口真美(中央大学文学部教授)
<主な見出し>乳児の記憶をどうやって調べるか/お母さんの顔は覚えている
?/動いていると覚えやすい/赤ちゃんの顔認識/倒立顔効果/脳の顔反応領
域/近赤外分光法装置(NIRS)を用いた実験から
◆「記憶力の衰えをいかに防ぐか」
三山吉夫(大悟病院老年期精神疾患センター長)
<主な見出し>記憶するということ/衰える記憶と、衰えない記憶/記憶力の
衰えを防ぐには
●特集2・教師塾の是非について
◆「教師塾を生かす日本の授業研究の再発見」
的場正美(名古屋大学大学院教授)
<主な見出し>なぜ今、教師塾なのか/アメリカにおけるLesson studyの普及
/アメリカにおける日本の授業研究の特徴と評価/学校を教師塾とする可能性
◆「横浜教師塾「具体を語って抽象を伝える」」
松永昌幸(鎌倉女子大学教授)
<主な見出し>「具体を語って」とは/「抽象を伝える」とは/横浜教師塾を
とりまく環境
◆「教師力を培う可能性――米国の学校協同組合のケースから」
天野一哉(ジャーナリスト)
<主な見出し>不当な支配に服することなく/民主的手続きと教育の専門性/
プロジェクト・ベース学習で生徒の学力を引き出す/公教育を革新する学校協
同組合/現場経験と研究実績を持った講師陣
●認知、思考などに関する資料
(「教育と医学」バックナンバー)
2005年11月号 特集・EQをいかに育むか
2005年2月号 特集・思考力を育てる
●教師の力、教育改革に関する資料
2006年6月号 特集1・病気をもつ子どもへの教育/特集2・教師力を高める
には
2005年10月号 特集・教師の教育力を高める
2007年3月号 特集1・教育基本法と教育のゆくえ/特集2・今どきの子どもの遊び
●好評の連載
◆村瀬嘉代子「連載・瞬息のきらめき」
第12回「あそびごころ」
児童養護施設のすみで「何やっても面白くねえんだよ、世の中なんて、分か
っちゃったよ。面白くねえんだよ」と、つぶやく小学4年生の男の子。そっと
語りかけた村瀬先生があるものを少年に見せると、「なんかおもしれえな」。
さて、何を見せたのでしょうか。
◆田中康雄「連載・生きること・支え合うこと」
第12回「一緒にいる、ということ」
「今度小学校にあがる児童のお母さんたちから、A君とは一緒のクラスにし
ないでくれという署名がきて困っている」とある教育委員会の方が困っていま
した。A君には発達障害があり、周囲の子どもを叩いたり突き飛ばしてしてい
るというのです。さて、田中先生は考えこみました。
◆ 村田豊久「連載・子どもの心の診療室から―子ども臨床から学ぶこと―」
第12回「子どものうつ病(1)」
「自分は悪い子どもだ」と悩み苦しむ小学校5年生のJ君。子どものうつ病
は増えてきています。子どもがなぜうつ病になるのか。子どものうつ病は、大
人のうつ病と無関係ではなく、そこから教えられることが多いと村田先生は述
べられます。「子どものうつ病」は、次号に続きます。
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★3.次がまちどおしいぞ <次号予告>
特集1・母親を楽しむ
少子化対策がなされていますが、子どもを生み・育てることが困難ととらえ
る人は多いのではないでしょうか。また、虐待や養育放棄へ追い込まれてしま
うお母さんも増え、「赤ちゃんポスト」の是非も論じられています。そんな今
だからこそ、お母さんは「母親を楽しむ」ことができるにはどうしたらいいか、
支援している人、実践している人、研究している人に、執筆していただきまし
た。お母さんを励ます特集です。
特集2・体力を育む
子どもの体力不足が問題となっています。生活リズムの乱れが、子どもの体
力低下、集中力低下、こころの問題の発生などにつながっているようです。子
どもの肥満や生活習慣病も問題になっています。そこで、現代の子どもたちの
体力を育むには何が可能か、子どもの生活改善の意義など、「体力」を焦点に
解説いただきます。
2007年7月号の内容(予定)
7月号は、6月27日発売です。
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★4.もっと知りたい!<今月の本棚>
◆鈴木真理子・永田智子 編
『明日の教師を育てる――インターネットを活用した新しい教員養成』
ナカニシヤ出版、2007年4月初版発行
A5判、196頁、2625円(本体2500円+税)
本書は、今の日本で、教員養成のために大学でどのような授業を行えばよい
のか、という問いに答えることを目的とし、インターネットを活用した授業の
実践を紹介している。
まず第1部の三つの章(第1章・教員養成とは/第2章・教員養成の課題/
第3章・新しい試み:MATEメソッド)では、現在の教員養成の制度や課題など
の現状を通して、なぜ「明日の教師」の養成について新たな試みが求められる
のか、基本的な解説となっている。そして、編者らが提案する「MATEメソッド
」について述べている。
第2部の三つの章(第4章・クラスメイトと話し合う/第5章・先輩教師か
らのアドバイス/第6章・専門家からのアドバイス)が本書の中心をなし、具
体的な授業方法を紹介しており、ページ数は全体の8割弱を占めている。
第2部の扉・導入文から一部引用しよう。
「2部の第4章から第6章では、編者らの授業を紹介する。第4章では主に、
MATEメソッドにおけるクラスメイト同士のインタラクションに、第5章では主
に、先輩である現職教師とのインタラクションに、第6章では主に、専門家と
のインタラクションに焦点をあてる。(略)編者らは、日々の実践をどのよう
に改善していくかについて、自分が担当する授業を研究対象にしてみたい、と
いう気持ちでやってきた。読者には、編者らが授業をつくるときにどのような
コンセプトを拠り所とし、それを具体化するとどのような授業ができたのか、
また、編者らのリフレクションも参考に、これらの授業のどの部分なら使えそ
うか、という視点でご覧いただければと思う」
本書が提唱する「MATEメソッド」とは、従来の講義による机上の個人学習を
中心としたものと大きく異なり、インターネットを利用して、授業内あるいは
授業外との他者とのあらゆるインタラクションを可能とすることで、受講生が
それまで授業や実践で学んできた知識を精緻化し、統合していくことを助ける
ことをめざし開発されたものである。
編者の鈴木真理子氏(滋賀大学教育学部教授)と永田智子氏(兵庫教育大学
大学院准教授)を含め、全8名の共著。
教員養成という視点のみではなく、現役教師にとって視野の拡大や授業方法
のヒントとして、また教育委員会関係者などにも参考になるであろう。
* 以上の書籍『明日の教師を育てる』と『神経症II』(本誌6月号「折々の1
冊」のコーナーで紹介)を各1名に、「教育と医学」2007年6月号を3名の方
に、アンケートに回答くださった方の中から抽選でプレゼントします。
* アンケートご記入は
こちらからどうぞ。
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■慶應義塾大学出版会からのご案内
【関連書籍】
『脳と精神―生命の響き』
川村 光毅 著 定価:5,775円 (本体:5,500円)
神経科学、精神医学分野の研究生活40年を超える著者の研究の結実です。
【新刊】
『現代の保健衛生―心身健康へのアプローチ』
慶應義塾大学保健管理センター 編
定価:2,520円 (本体:2,400円)
生活習慣病がもたらす身体へのダメージや精神疾患まで、さまざまな情報を簡
潔にまとめた、健康についての常識がつまった一冊。
その他新刊のお知らせ
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■メルマガ「教育と医学」のアンケート・読者プレゼント
アンケートをお送りくださった方の中から、『明日の教師を育てる』(上記
「今月の本棚」で紹介)と『神経症II』(本誌6月号「折々の1冊」のコーナ
ーで紹介)を各1名に、「教育と医学」2007年6月号を3名の方に、抽選でプ
レゼントします。 抽選の締め切りは、2007年6月20日(必着)です。当選の発
表は、発送をもって代えさせていただきます。ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せ
ください。アンケート記入は
こちらからどうぞ。
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■ 次回のメルマガ「教育と医学」配信は、6月27日を予定しています。
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■編集後記
▼「あの時あんなことあったよね」「あの人、こう言ってたね」と言われて、
「えー、ぜんぜん記憶にない!そうだったっけ??」ということが多々ある私
です。何気なく「記憶」という言葉を使っていますが、実はあまりよく知って
いないことを知りました。休日にレンタルDVDで映画「博士の愛した数式」
を見ました。記憶が80分しか持続しないので、毎日記憶がリセットされてしま
う元数学者の生活が描かれていました。その数学者の日常のさりげない言葉「
子どもには祝福が必要です」や、数字の面白さを子どもに伝える様子がすばら
しい教育者なのでした。記憶&教師、まさに本誌の特集とぴったりです。本誌
と合わせて見ることをお勧めします。(編集担当N)
▼最近とくに記憶力の衰えを感じたことがありました。趣味でアロマテラピー
の本を読んでいて、香りを種類ごとに覚えようとしたのですが、どうやって覚
えればいいのか戸惑ってしまいました。香りを記憶に結び付けるイメージや符
号のようなものが若い頃のように柔軟にでてこなかったのです。本号の『記憶
力の衰えをいかに防ぐか』では、加齢とともに記銘力(情報の取り入れ・符号
化)は低下すると書かれていましたが、まさに記銘力の低下を感じてしまいま
した。記憶力トレーニングをしなくては。(システム担当K)
▼「もの忘れする」という人は、そもそも最初から覚えていないことも多いと
のこと。確かに、「おとといの晩ご飯のメニュー」や「芸能人の名前」が時々
何処かへ飛んで行ってしまうのも、「そもそも覚えていなかったんだ」と考え
れば少し安心ですね(笑)
とはいえ、前向きにばかり考えているのも危険なので、朝食をきちんと食べた
り、適度な運動をしたりといった身近なところから、記憶力の衰えを防いでい
こうと思っている今日この頃です。(営業担当N)
■編集後記の後記
「忘れようとしても思い出せない」というのは赤塚不二夫の名せりふ(本家は
鳳啓助)ですが、「記憶」の、曖昧模糊とした雰囲気をよくだしているのでは
ないかと思います。赤塚で思い出しましたが、わたしはアルコールを摂取して
も記憶がとんだことがありません。記憶がとぶ前に気分が悪くなるので・・・。
そんなわけで飲んだ席のことは嫌なことでも全部覚えています。普段の記憶は
ザルなので、こんなところで精神がバランスをとっているのかどうか・・・。
(後記専門担当O)
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