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■─────────────────────────────────── 「教育と医学」特別付録
     □■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
             第29号(2007年4月27日発行)
────────────────────────────────────■ ▲連休はお休みできそうですか? お天気が気になりますね!
▲「教育と医学」5月号の第一特集は、「『三つ子の魂百まで』は本当?」が テーマです。第二特集は、「新たな脅威:ネットいじめ」です。

◇CONTENTS◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■最新号「教育と医学」(2007年5月号)の内容
★1.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★2.どこから読もうかな?<今月のポイント>
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
★4.もっと知りたい!<今月の本棚>
■慶應義塾大学出版会からのご案内
■メルマガ編集後記
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■最新号「教育と医学」(2007年5月号)の内容■

特集1:「三つ子の魂百まで」は本当?

日本だけでなく、世界でも乳幼児期の影響がその後の人生に大きな影響を残す という意味の諺があるようです(韓国「3歳までに学んだことは80歳まで持 ち続ける」など)。脳科学や認知発達心理学が進んだ今、「3歳」の意味が追 究されてきています。「臨界期」という視点での研究もされています。はたし て、3歳までで能力はどの程度決定づけられてしまうのでしょうか??

特集2:新たな脅威:ネットいじめ

いじめや、いじめによる自殺の問題が注目されていますが、子どもが健やかに 育つ環境を求めてやみません。しかし、いじめは、ますます大人に気づかれに くくなり、陰湿になっているといえるでしょう。携帯電話やインターネットの 普及が、子どものいじめを大きく変えてきています。携帯電話やネットを使っ た「ネットいじめ」(Cyberbullying)がどのような状況か、その防止策など を探ります。

今号の紹介ページ
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★1.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>

【今月の立ち読み1】

巻頭随筆「三歳の意義を考える」
 小林 登(子どもの虹情報研修センター長)
 子ども学、小児科学がご専門の小林先生。「体には良い栄養が、心、特に脳 には良い情報が必要」とおっしゃています。

【今月の立ち読み2】

「編集後記」
 中村 亨(西南女学院大学教授)
 小さい頃の記憶は、何歳くらいからありますか? お母さんに抱かれていた ころの記憶は? 包容のぬくもりから巣立った人生……、誰もが振り返らずに はいられない思い出があるのではないでしょうか。
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★2.どこから読もうかな? <今月のポイント>

*巻頭随筆は、次の「立ち読みコーナー」をご覧ください。

●特集1・「三つ子の魂百まで」は本当?

「『三つ子の魂百まで』を科学する」

 小西行郎(東京女子医科大学乳児行動発達学講座特任教授)

<主な見出し>神経ダーウィニズム/臨界期/子どもによい環境が、子どもの 発達を促進する?/発達神経学の新たな展開/神経神話

◆「“三つ子の魂”と三歳児神話」

 榊原洋一(お茶の水女子大学子ども発達教育センター教授)

<主な見出し>三歳児神話の誕生/ボールビー/クラウスとケネル/臨界期― もう一つの三歳児神話/有能な乳児/幼児期の生育環境の発達への影響

◆「“三つ子の魂”の成立とは何か?―認知発達心理学から考える」

 加藤義信(愛知県立大学文学部教授)

<主な見出し>「三つ子の魂百まで」の隠された意味/ピアジェの発達段階論 からみた幼児期/領域固有性論と“三つ子の魂”/“三つ子の魂”の成立と、 メタ表象機能の発達/メタ表象機能はどのように生まれるか?

◆「育児における“三つ子の魂”の意味」

 稲垣由子(甲南女子大学人間科学部教授)

<主な見出し>「世界の『三つ子の魂』/子育てと子育ち/神経心理学的に育 児を考える/三歳までの親子関係/響き合う関係を経て、個人の関係性発達に

●特集2・新たな脅威:ネットいじめ

◆「見えない暴力:精神的いじめの実態と社会」

 木原雅子(京都大学大学院医学研究科社会疫学分野准教授)
 木原正博(京都大学大学院医学研究科社会疫学分野教授)

<主な見出し>いじめ調査の契機/「精神的いじめ」の実態/社会的いじめ像 の矛盾と、いじめの「負の力学」/何がいじめ現象を作り出したか/テレビ文 化といじめ現象/人間関係の希薄化といじめ現象/理解と対応

◆「子どもの声から知る『ネットいじめ』の現状」

 徳丸のり子(チャイルドライン支援センター常務理事)

<主な見出し>陰湿で、逃れられない、いじめ/掲示板の書き込みが実際のい じめにつながるケースも/子どもの気持ちに寄り添うチャイルドライン/想像 力が乏しい現代の子どもたち

◆「ネットいじめにどう対応するか」

 大久保貴世(財団法人インターネット協会主任研究員)

<主な見出し>ネットには「ルール」と「マナー」がある/トラブルの「相談」 と有害サイトの「通報」で実態がわかっていく/子どものインターネット利用、 実態は想像以上/先生は、どうやってルールとマナーを教えるのか/家庭 での実践に向けて/ルールとマナー検定と公式テキスト/やっぱり、元に戻れ ば「コミュニケーション」

◆「英米におけるネットいじめ」

 望田研吾(九州大学大学院人間環境学研究院教授)

<主な見出し>ネットいじめとは/ネットいじめの特徴/ネットいじめの実態 /ネットいじめはどのくらい広がっているのか/ネットいじめを防ぐには

●子どもの発達、母子関係などに関する資料

(「教育と医学」バックナンバー)
2004年5月号 特集・母子愛着をめぐって
2002年6月号 特集・母親:芽生えと発達

●いじめの問題に関する資料

2007年1月号 特集1・“No”と言える子どもを育てる/特集2・今こそ思いやりを育む
2007年3月号 特集1・教育基本法と教育のゆくえ/特集2・今どきの子どもの遊び

●好評の連載

村瀬嘉代子「連載・瞬息のきらめき」

第11回「似て非なるもの」
 タイトルから、どんな内容を想像しますか? 児童福祉施設を訪問した村瀬 先生が、子どもから、「僕は怒られてばかりきたけれど、叱られた経験がなく て……」という発言が。「怒ることと叱ることはどう違うの?」という村瀬先 生の問いへの答えは……。

◆田中康雄「連載・生きること・支え合うこと」

第11回「聴くこと・聴き入ることと、希望」
 今回は、「聴く」がキーワードです。人はなぜ語るのか。聴くことの意味は ?? 精神科医師にとって相手の話を聴くことは大切な仕事ですが、かつて田 中先生がしようとしたことに対して、自らそれを「誤った医師の態度」とし、 それを「邪心」とも呼んでいます。さて、どんなことを言おうとしているので しょう。

◆ 村田豊久「連載・子どもの心の診療室から―子ども臨床から学ぶこと―」

第11回「自分についての感覚・認識」
 小学校1、2年生の悩みと、3、4年生(9、10歳頃)の悩みの例を紹介 し、その違いを説明します。「自分は誰なのか、どうして自分はいるのか」と いう問いがいつごろから芽生えるのか、それが今回のテーマです。
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★3.次がまちどおしいぞ <次号予告>

特集1・記憶のしみを探る

 脳のしくみの解明が進んできていますが、今回、学習とも大きな関わりをも つであろう「記憶」について、脳科学、神経科学、認知発達心理学、教育心理 学、老年精神医学などの記憶の専門家が、どこまでわかっているかについて解 説します。  また、作家であり僧侶でもある玄侑宗久氏にも執筆いただきます。

特集2・教師塾の是非について

 教員免許更新制など、教師を取り巻く環境が大きく変わってきています。今、 有志などで「教師塾」などの活動が生まれていますが、その是非について考え ます。

2007年6月号の内容(予定)
 6月号は、5月27日発売です。
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★4.もっと知りたい!<今月の本棚>

◆田中千恵 著
『幼児期のボディ・イメージと運動能力』
ミネルヴァ書房、2006年11月初版発行
A5判、196頁、6300円(本体6000円+税)

 本書の著者は、大阪教育大学大学院のあとに奈良女子大学大学院人間文化研 究科博士課程を2005年に修了した、若手の研究者。現在、神戸親和女子大 学発達教育学部講師を務めている。専門は、幼児教育学、保育学。
 幼児は、自分の身体をどのように意識しているのか。
 幼児のボディ・イメージの構造を明らかにすることを目的に、人物描画法を 用いて個人の内面を探り、運動能力を構成する体格・基礎的な運動技能・身体 に対する態度といった統計的なデータからの研究をまとめたものである。
 具体的な議論として、子どもの運動能力の形成に影響する要因を、3つに分 けて進めている。1:形態的な要因としての体格、2:機能的な要因としての 基礎的な運動技能、3:心理的な要因としての自己に対する評価、である。
 ボディ・イメージへの理解が、運動能力とどう関係しているのかがわかる。
 本書の構成は、「序章 ボディ・イメージとは何か」「第1章 幼児のボデ ィ・イメージと人物画」「第2章 幼児のボディ・イメージと人物画の大きさ ―自己像と体格との関連から―」「第3章 幼児のボディ・イメージと運動能力 」「第4章 幼児におけるボディ・イメージの評価的側面―身体満足度・理想 体型・身体感覚との関連―」「終章 ボディ・イメージ研究の今後」。

* 以上の書籍『幼児期のボディ・イメージと運動能力』と『偉大な数学者た ち』(本誌5月号「折々の1冊」のコーナーで紹介)を各1名に、「教育と医 学」2007年5月号を3名の方に、アンケートに回答くださった方の中から抽選 でプレゼントします。

* アンケートご記入はこちらからどうぞ。
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■慶應義塾大学出版会からのご案内

【新刊】
『生命と自己―生命の教養学II』
慶應義塾大学教養研究センター 編 武藤 浩史 編
 定価:2,520円 (本体:2,400円)
多彩な視点から、「生命」そして「自己」を考えます。
養老孟司、斎藤環、池内了等が執筆しています。

その他新刊のお知らせ
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■メルマガ「教育と医学」のアンケート・読者プレゼント

 アンケートをお送りくださった方の中から、『幼児期のボディ・イメージと 運動能力』(上記「今月の本棚」で紹介)と『偉大な数学者たち』(本誌5月 号「折々の1冊」のコーナーで紹介)を各1名に、「教育と医学」2007年5月 号を3名の方に、抽選でプレゼントします。 抽選の締め切りは、2007年5月20 日(必着)です。当選の発表は、発送をもって代えさせていただきます。ぜひ、 ご意見・ご感想をお寄せください。アンケート記入はこちらからどうぞ。
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■ 次回のメルマガ「教育と医学」配信は、5月28日を予定しています。

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■編集後記

▼3歳をすぎると人間の能力(脳力)は衰えるばかり……と思っておりました が、希望もあるようです。次号6月号では「特集1・記憶のしくみを探る」で、 記憶力の衰え防止について三山吉夫先生が書いているのですが、刺激の多い環 境にいると記憶力は増強されるそうな。しかし、いじめの問題は陰湿で大人に わからないように巧妙になっています。加害者の罪悪感が薄く、被害者の心の 傷は深いという「ネットいじめ」は、現代を反映したものだと痛感しました。 心の傷をどうやって癒していくのか、これからも追っていきたいと思います。 (編集担当N)
▼毎日大量にくるスパムメールに、「ネットいじめ」されているような気持ち になる今日この頃です・・・。「長期休暇前後にセキュリティ対策の確認を!」 とニュースで流れていました。何事もないGWでありますように。(システム 担当K)
▼「三つ子の魂百まで」。自分の三歳の頃を思い出してみると(まあ、母曰く なんですが)、どうやら本の読み聞かせを毎日してもらっていたようです。 今のところ「本好き」が一応続いているのは、そこから繋がっているのかなぁ と、今回の特集を読みながらふと考えてしまいました。(営業担当N)

■編集後記の後記

「ネットいじめ」という言葉は知りませんでした。その定義も本誌に書いてあり ますからためになります。思えば、「どこの世界にもいじめはある」ということ からすると、ネットも「世界」たりえたということでしょうか。ネットも「ネッ トサーフィン」などという言葉が流通しはじめた頃とくらべると随分便利になり ました。
 昔のネットはむずかしくサーフィンのようにすぐ落ちるものでした。navigator とかexplorerとかなにやら冒険めいた名前がついているのもそんなことのなごり です。その前はパソコン通信というのもあって、これは遅い回線でもまあまあ使 えましたが、ネクラなイメージがありました。そもそも繋ぐというのはパソコン ではむずかしくて、普通はそこまでやるものではありませんでした。マッキン トッシュどおしケーブルでつながって、大喜びしていた時代です。もっと前にな るとアイコンもマウスもありませんでした。どこまでいっても文字しかないので いやになります。就職してすぐにMultiplanという表計算ソフトを習わせられまし た。文字しかないのにエクセルと同じようなことをしようというのですから大変 です。コンピュータは作業効率を下げるということをその時学びました。大学時 代のコンピュータはキーボード入力ができませんでした。パンチカードという紙 に穴をうちこんだものをプログラム文として読み取り機経由でコンピュータに送 り込むというやりかたでした。大量の紙が無駄に捨てられました。私の世代だと こんなところですが、もっと先史時代を経験している方も多いでしょう。そんな わけでネチケット?をはじめとするコンピュータリテラシーをいきなり要求され る今の若い人はある意味可哀想ですね。本読む時間もなくなるのもわかります。 出版社の人間としては、「大量の本を誰もが読むような社会では、いじめは少な い。」、という大胆かつ根拠の無い仮説を申し上げておきます。(担当なしO)
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