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■─────────────────────────────────── 「教育と医学」特別付録
     □■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
             第27号(2007年2月27日発行)
────────────────────────────────────■ ▼ あさってから3月です! 年度末のこの時期、何かと忙しい方も多いと思 います。何かいいことがありますように!!
▼「教育と医学」3月号の第一特集は、「教育基本法と教育のゆくえ」がテー マです。第二特集は、子どもの発達という観点からみた、「今どきの子どもの 遊び」です。

◇CONTENTS◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■最新号「教育と医学」(2007年3月号)の内容
★1.どこから読もうかな?<今月のポイント>
★2.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
★4.もっと知りたい!<今月の本棚>
■慶應義塾大学出版会からのご案内
■メルマガ編集後記
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■最新号「教育と医学」(2007年3月号)の内容■

特集1:教育基本法と教育のゆくえ

 2006年12月15日、「教育の憲法」といわれている「教育基本法」が改正され ました。賛成、反対それぞれの立場があると思いますが、改正のポイントや、 目的は何であったのかをここで検証します。また教育改革が進められるなか、 教育再生会議の動向など含めて、これから日本の学校教育はどう変わっていく のでしょうか。「子どもの学習権」という大切な問題が浮き上がってきます。

特集2:今どきの子どもの遊び

 PCゲーム世代、かつ親もテレビゲームを子ども時代に経験しているという のが、今の子どもたちです。そんな今の子どもたちの遊びはどうなっているの でしょうか。また、IT情報化社会のなかで、ネットいじめや、ネット犯罪被害 も深刻な問題となっています。大人が知らない、今どきの子どもの遊び、子ど もがさらされている危険などについて探ります。

今号の紹介ページ
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★1.どこから読もうかな? <今月のポイント>

*巻頭随筆は、次の「立ち読みコーナー」をご覧ください。

●特集1・教育基本法と教育のゆくえ

◆「教育基本法改正に思う」

 西澤潤一(首都大学東京学長)

<主な見出し>今回の改正にあたって/権利と義務―公と私/宗教心/理想の 国家像と文化/中庸を生きる

◆「教育基本法の改正と子どもの権利」

 喜多明人(早稲田大学文学部教授)

<主な見出し>「改正教育基本法」をどうとらえるか/なぜ、「改正問題」が 国民的論議にならなかったのか/参加型改革の手法確立と改革主体の形成/子 ども・市民の教育参加学習権/地域の教育共同体を支える教育当事者性の確立 を/「学校評議員」会議、「学校運営協議会」と教育参加権

◆「教育基本法『改正』で教育はどう変わるのか」

 大内裕和(松山大学人文学部助教授)

<主な見出し>格差社会の拡大・固定化/「我が国と郷土を愛する」態度が「 必要な資質」として強制される/主権者にとっての教育から、教育行政・政府 にとっての教育へ/新自由主義と国家主義の結合としての教育基本法「改正」

◆「二〇〇六教育基本法と教育再生会議の問題点」

 浪本勝年(立正大学心理学部教授)

<主な見出し>一九四七教育基本法の歴史的意義/二〇〇六教育基本法の問題 点/教育再生会議の問題点

◆「教育基本法『改正』の意味するもの」

 成嶋 隆(新潟大学大学院実務法学研究科教授)

<主な見出し>教基法改正問題の背景/教基法改正の経緯と改正法案の成 立/新教基法の問題点/憲法改正への連動

●特集2・今どきの子どもの遊び

◆「子どもたちの遊びの変遷」

 深谷昌志(東京成徳大学子ども学部教授)

<主な見出し>群れ遊ぶ子ども/子どもは働いていた/テレビが遊びを奪った /引きこもる子ども

◆「遊びのその先にあるもの」

 寺田 薫(フリーライター)

<主な見出し>第二の公園デビュー/出会いが遊びを育んでいる/ゲーム遊び と他者の存在

◆「ネット犯罪と今の子ども」

 紀藤正樹(弁護士)

<主な見出し>日常化したインターネット/二つの事件の衝撃/インターネッ トの蠱惑/小中学生の間ではやるアバター/処方箋は何か/人権教育の必要性 と我が国の課題/最後の砦は家族

<特別企画>

●海外レポート「イギリスにおける自閉症教育――青年期の取り組みとその課題」

 徳永 豊(国立特殊教育総合研究所企画部総括研究員)

<主な見出し>イギリス調査にあたって/調査の概要から/自閉症リソースル ーム(Base)での手厚い支援/青年期の課題/「自閉症アウェアネス」を促す 取り組み/自閉症の人の身体表現活動/パフォーミング・アーツ/就労に向け た支援、プロスぺクツ/大学における支援/調査を終えて

●教育制度、学校教育制度に関する資料

(「教育と医学」バックナンバー)
2005年9月号 特集 分権化の下での教育
2003年11月号 特集 学校教育のこれから
2006年7月号 特集1 ニートと教育を考える 特集2 格差社会の教育

●子どもの発達と学習・遊びに関する資料

2006年11月号 特集1 創造性をいかに育むか 特集2 食としつけ
2005年2月号 特集 思考力を育てる

●好評の連載

◆村瀬嘉代子「連載・瞬息のきらめき」

第9回「『本物』に出会う」
 養護施設の子どもさんたちを誘って美術館に入った村瀬先生。最初は「美術 館なんて…」と渋っていた子どもたちが、作品を前にして話すことは…。どき っとするのは、村瀬先生だけでしょうか。

◆田中康雄「連載・生きること・支え合うこと」

第9回「就学相談での親の思いから」
 毎年、秋ごろから始まる「就学相談」。児童精神科医師としてそこに加わる 田中先生ですが、自治体によってその内容や実施方法が大きく異なることや、 現在のシステムでは何が足りないかを、吐露します。そして実際に相談でお会 いした親御さんの思いから、「わかっているかのように判断してしまう」こと をいましめ、人生の可能性に視野を広げることを学んだ…と綴ります。

◆ 村田豊久「連載・子どもの心の診療室から―子ども臨床から学ぶこと―」

第9回「いじめについて考える(2)」
 前回に続き、いじめの問題です。前回は、児童精神科医の長年の臨床経験と 照らしながら、「いじめが変質してきたのでは」として分析。今回は、いじめ る側の子どもの心理についてです。いじめる子どもにも、その行動の背後に家 族背景による寂しさなど、似たような心理状況があるようです。出席停止にす ればすむ問題ではく、いじめを早く発見・また予防するためには、30人学級の 実現など、子どものために今すべき改革について提案されています。
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★2.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>

【今月の立ち読み1】

巻頭随筆「ひとなる権利について」
 大田 堯(教育研究者。東京大学名誉教授)
 学習権は人権中の人権であり、それを介助する手だての一つが教育である、 という大田先生。国民(ピープル)の一人として、課題が何であるのか考えよ う、と呼びかけます。

【今月の立ち読み2】

「編集後記」
 望田研吾(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
 安倍政権が教育改革のモデルとしているのが、イギリスのサッチャー改革と いわれています。1980年代、競争を軸とした市場原理を教育に導入しました。 ところが、今、そのイギリスでは競争原理の問題が見直され、「協働」が推進 されている、というのです。ここ数年、毎年イギリスに訪問している望田先生 が、イギリスの教育の変化についてつづっています。
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★3.次がまちどおしいぞ <次号予告>

特集1・がまんする力をどう育むか

 いじめによる自殺、すぐキレる、人の話を最後まで聞けない…など、子ども の問題行動は深刻化し、大人にはその行動がなぜなのかはかり知ることができ ないのが現状ではないでしょうか。本特集では、「がまんできる力=忍耐力」 という角度から、この問題にとりくみます。脳の発達や、心理状態からさぐっ ていくと、「未熟」「未発達」という視点が浮き上がってくるようですが……。

特集2・子どもの心身症とストレス

 日本心身医学会は、心身症を「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会 的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。た だし、神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する」と定義 しています。
 子どもはストレスを心身症として表現することが多いといわれています。し かし、自分のストレスを言葉で表現することは成人のようにはできません。朝 起きられない、などの不登校も、心身症のひとつとも考えられるのです。子ど もの心身症を知ることで、何かの解決になるかもしれません。小児心身症の第 一者の先生方に解説いただきます。
2007年4月号の内容(予定)
 4月号は、3月27日発売です。
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★4.もっと知りたい!<今月の本棚>

◆S. J. ブレイクモア & U. フリス 著(乾敏郎他訳)
『脳の学習力―子育てと教育へのアドバイス―』
岩波書店、2006年10月発行
四六判、340頁、2940円(本体2800円+税)

 「子どもへの教育は、何でも早ければ早いほどよいのか? 大人の脳細胞は死滅していくだけで、学習には遅すぎるのか? 著者のサラ・ブレイクモアは、行為と自己意識に関する脳内メカニズムに ついて、ウタ・フリスは、他者の行為や表情から、その意図や心的状態を 推測する機能について研究している。『認知神経科学』という新しい分野の第一線で活躍する二人が、最新知見から早期教育や生涯学習に関して『本当のこと』を明かす」
 これは、本書の紹介としてカバーに記された言葉ですが、本書の特徴をよく 表しています。脳のメカニズムの解明はまさに今進んでいる分野ですが、脳科 学の研究者は、脳機能一辺倒に偏ることも多いのが現状です。しかし、この著 者は、「本書では、脳の進化と教育の接点を探りたい」とし、「脳がどのよう に学習するのかを知ることで、教育に対して大きな影響をおよぼすことができ るだろう」という視点に立っています。そして、「異なる学問領域が交流する 際、特定の研究分野が支配的になるのを避けるには、領域間での対話に仲介役 を入れることが必要である。脳科学と教育の対話でいえば、認知心理学がうっ てつけだろう」とし、本書では折にふれて、認知心理学の実験について述べて います。つまり、脳と学習に関する研究が教育の考え方にどうのように影響を 与えることができるのか、脳科学と心理学の両方の視点から知ることができる のです。
 本書の流れは、脳の発達の全体像から始まり、幼児期、思春期、成年期とた どっていきます。「脳が暗黙のうちに情報を処理する能力」「歳をとった脳も 学習できる」「数学のための脳」「読み書きのための脳」といった章タイトル ですので、自分の関心のあるところから(巻末の用語解説も参照しつつ)読み 進めることができるようになっています。
 本書は教育者向けに書かれた、とありますが、一般の読者にも理解できるよ うに、最先端の知見がわかりやすく記されていますので、教育や心の問題に関 わる方に参考になる書といえるでしょう。

* 以上の書籍『脳の学習力』と、『学力低下論争』(本誌3月号「折々の1 冊」で紹介)を各1名に、「教育と医学」2007年3月号を3名の方に、アンケ ートに回答くださった方の中から抽選でプレゼントします。

* アンケートご記入はこちらからどうぞ。
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■慶應義塾大学出版会からのご案内

3月号やこのメルマガに関連する書籍をご紹介します。

『子どもたちのメンタリティ危機』
須永 和宏 著 定価:2,520円
非行、少年犯罪の低年齢化、引きこもり、不得手な人間関係…。急速に変貌す
る子どもたちの心のありようは、一体どうなっているのであろうか。

『人間性を育てる教育』
古畑 和孝 著 定価:2,520円
今求められる“心の教育”を実践し“人間性”を回復するための方法を、道徳 性、協同、公正、個別化、愛などの観点から、教育社会心理学者である著者が 省察し、提言する。

その他新刊のお知らせ
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■メルマガ「教育と医学」のアンケート・読者プレゼント

 アンケートをお送りくださった方の中から、『脳の学習力』(上記「今月の 本棚」で紹介)と、『学力低下論争』(本誌3月号「折々の1冊」のコーナー で紹介)を各1名に、「教育と医学」2007年3月号を3名の方に、抽選でプレ ゼントします。 抽選の締め切りは、2007年3月20日(必着)です。当選の発表 は、発送をもって代えさせていただきます。ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せく ださい。アンケート記入はこちらからどうぞ。
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■ 次回のメルマガ「教育と医学」配信は、3月27日を予定しています。

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■編集後記

▼花粉症だと思っていたら、風邪も併発していたようで、突然に喉が腫れて頭 痛がひどく、ベッドから起き上がれないのでした。おかしいなぁ、花粉症の時 はいつも鼻水でうるおっているせいか、風邪をひかない(たぶん、ウイルスが 外に流れて入ってこない)と思っていたのに……。半月前はノロウイルスに感 染。まさに、現代人の脅威はウイルス、と実感しています。(編集担当N)
▼私の実家の近くにある、古くからあるおもちゃ屋さんが閉店になりました。 閉店のお知らせの張り紙に「85年間、ありがとうございました。」と書いてあ ったそうです。子供の喜びそうなゲーム機などを置いてがんばっていたようですが、少子化や大型店の進出、それに子どもの遊びの形態が変わったことも閉店の原因の一つでしょうか?(システム担当K)
▼先日「ポケモンセンター」に子どもと行ってきました。ディズニーストア のポケモン版のようなものですが、入店制限する混雑ぶり。1時間以上並ばされ ました。しかし驚いたのはその待ち時間を子供たちがどう過ごすか、です。そ こに並んでいる子供達のほとんどがニンテンドーDSを持ってきています。そし てDSが簡素な無線LAN並みのワイヤレス対応だというのは知っていましたが、そ こにいる大勢の子供たちどうしが、画面上でキャラクターを交換したり手書き 文字でやりとりをしているのを見たのはかなりの驚きでした。普段は無線が届 く範囲にそんなにたくさんのDSをもった子どもが集まることはないのでしょう。 リアルな場にいながらバーチャルな空間で交際するというかなり気持ちの悪い遊び方です。でもたしかに面白そうでもありました。随分と長く書いてしまい ました。春といえば異動の季節。私も今回が最後です。これまでの放言をお許 し下さい。次回からはNが担当します。よろしくお願いします。(営業担当O)
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【発行元】
慶應義塾大学出版会(株)  『教育と医学』編集部
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