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■──────────────────────────────── 「教育と医学」特別付録
     □■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
             第21号(2006年8月29日発行)
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▼すでに夏休みも終わり、新学期を迎えた地域もあると思います。今年も残す ところあと4カ月。そう思うと、「夏バテ」と言っていられなくなりますね。
▼「教育と医学」9月号は、親や家庭の教育力をテーマにしました。さらに、 学習障害児への発達支援の最新の動向について、紹介します。

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■最新号「教育と医学」(2006年9月号)の内容
★1.どこから読もうかな?<今月のポイント><
★2.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
★4.もっと知りたい!<今月の本棚>
■慶應義塾大学出版会からのご案内
■メルマガ編集後記
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■最新号「教育と医学」(2006年9月号)の内容■

特集1:親の教育力を高めるには

親と子の関わりだけではなく、家庭と地域の教育機能の回復が叫ばれています。 そこで、現代ではどういったことが可能であるのか、発達心理学、教育学、臨 床心理学などのさまざまな視点から、「親(家庭)の教育力」という切り口で、 検証いただきました。

特集2:学習障害児への今日の支援

 学習障害児への発達支援は、今、どう追究されてきているのか。臨床も進ん できています。医学的な立場からと、教育的支援について、第一線の方にご執 筆いただきました。
今号の紹介ページ
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★1.どこから読もうかな? <今月のポイント>

*巻頭随筆は、次の「立ち読みコーナー」をご覧ください。

●特集1・親の教育力を高めるには

◆「親と家庭の教育力」

 小嶋秀夫(京都学園大学教授)

<主な見出し>教育力が語られる状況/競争に勝つための教育力/一般的な課 題としての教育力/集団内部での結びつきと、外部の資源との橋渡し/青少年 の主体的な社会参加

◆「親の成長と子育て」

 氏家達夫(名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授) <主な見出し>子どもの発達とそれを支える親の成長/親の課題のむずかしさ /親の成長と心理的資源

◆「親の教育力を育てるには--共に支え合い、育ち合う関係をつくる」

 土岐圭子(親業訓練シニア・インストラクター)

<主な見出し>親の教育力が育たない最近の事情/人間関係の質を高める/コ ミュニケーション・スキルを学ぶ

◆「親の教育力と社会力」

 門脇厚司(筑波学院大学学長)

<主な見出し>失われている親の教育力/変化した親としての資質と価値観/ 若い世代の社会力の衰弱こそ元凶/親世代の教育力と社会力の低下への対応策 /注目したい長野県の社会力育ての試み

◆「親の教育力は低下したのか」

 渡辺秀樹(慶應義塾大学文学部教授)

<主な見出し>子どもと関わることの不足/親になるための準備の不足

◆「自閉症児の親の子育て力をはぐくむ--家族への支援」

 氏田照子(社団法人日本自閉症協会副会長)

<主な見出し>自閉症児と家族/施策の谷間の障害/「自閉症」に対する理解 --二つの意識調査より/自閉症へのアプローチ/家族への支援/人として―PE RSON with AUTISM

●特集2・発達障害児への今日の支援

◆「学習障害児への発達支援--医学的立場から」

 白瀧貞昭(武庫川女子大学大学院教授)

<主な見出し>学習障害とは:定義の変遷/学習障害の診断・見立て/学習障 害児のもつ困難性/学習障害児への支援の具体的内容/学習障害児への発達支 援について

◆「学習障害児への教育的支援」

 篁 倫子(お茶の水女子大学教授)

<主な見出し>LDの理解と障害特性/教育的支援の三つの柱/教育的支援を 支えるもの/今後の課題

●教育、学力に関する参考資料

(「教育と医学」バックナンバー)

2006年6月号「特集2・教師力を高めるには」
2005年2月号「思考力を育てる」
2002年9月号「プライドを育てる」
2006年7月号「特集2・格差社会の教育」
2006年1月号「ゆとり教育を問いなおす」

●発達障害支援に関する資料

(「教育と医学」バックナンバー)

2006年5月号「発達をどう支援するか」
2005年12月号「発達障害児の支援にむけて」
2005年8月号「落ち着きのない子どもへの教育」

●好評の連載

◆ 村瀬嘉代子「連載・瞬息のきらめき」

第3回「見守る眼差し」
近すぎず、遠すぎず、親とは違う視点から自分を見守ってくれる存在、そんな 昔のならわし、スイスの町で出会った少女との関わりなど、「見守る眼差し」 の大切さについて綴られています。

◆田中康雄「生きること・支え合うこと」

第3回「誰のための連携なのか(2)」
 前回の、地域でのネットワークをもつことがいかに重要か、という著者の活 動の展開について、前号に続き、書かれています。スペシャリストとプロフェ ッショナルの違いなど、連携に必要な姿勢・考え方が展開されます。

◆ 村田豊久「連載・子どもの心の診療室から-子ども臨床から学ぶこと-」

第3回「ことばを育む(2)」
人はことばをどうやって獲得していくのでしょうか。前回に続き、探ります。 また、赤ちゃんにとってのテレビの弊害についても触れておられます。
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★2.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>

【今月の立ち読み1】

巻頭随筆「親と教育」

 河合隼雄(文化庁長官)
「最近の親は、子どものことに関心があるのだが、その在り方が歪んでいると 言えるだろう」という河合先生。そして「責任ある主体性」ができること、そ のためには「大きい課題」に、日本人全体が取り組むこと……と述べておられ ます(このお原稿は7月17日に編集部にいただいたものです。先生のご快復 を願ってやみません)。
 

*関連バックナンバー

 河合隼雄「カウンセラーの基本姿勢」
 (「教育と医学」2004年4月号、特集「これからの学校心理臨床」)

【今月の立ち読み2】

「編集後記」  遠矢浩一(九州大学大学院人間環境学研究院助教授)
障害児臨床に長く携わっておられる遠矢先生。家庭学習でLDの子どもたちに 教える母親のほとんどが、親子ゲンカを教育相談で訴えるという。宮里藍選手 とお父さんとの関係は、参考になるのでは……と、一人の親という立場から記 してくださいました。

 *関連バックナンバー

 遠矢浩一「特別支援教育の推進体制」(連載・編集委員の目)
 (「教育と医学」2006年5月号、特集「発達をどう支援するか」)
 橋本亜希子・遠矢浩一「保育における発達障害児の支援」
 (「教育と医学」2005年12月号、特集「発達障害児の支援にむけて」)
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★3.次がまちどおしいぞ <次号予告>

特集1・早期教育の功罪

「早期教育」というと、通常は乳幼児期に行う教育を指します。最近、英語教 育をはじめとして、早期教育ビジネスなどが台頭しているようですが、早期教 育の効果や弊害はほとんどが証明されていません。そこで、発達心理、大脳生 理学、英語教育、音楽教育などの視点から、早期教育の功罪について、専門家 に検証いただきます。

特集2・子どもの食育

 「食育」が学校で始まりました。なぜ、食育が必要と考えられているのでし ょうか。また、学校で行われる子どもへの「食育」とは、どのように展開され ているのでしょう。これからの食育、学校給食の役割など、解説いただきます。
2006年10月号の内容(予定) 10月号は、9月27日発売です。
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★4.もっと知りたい!<今月の本棚>

本誌にご執筆いただいた先生の著書、関連内容の書籍などをご紹介します。 今回は、次の1冊です。

◆小倉 清 著
『子どもの臨床(小倉清著作集1)』
岩崎学術出版社、2006年7月発行
B5判、260頁、4725円(本体4500円+税)

 児童精神科医師として40年以上、子どもの心と向き合ってこられた、小倉清 先生の著作集が刊行された。この第1巻は乳幼児期から児童期を対象とした論 文が主となり、第2巻は思春期・青年期が対象である(第2巻は10月刊行予定 )。
 「6カ月から1歳くらいまでの赤ちゃんは、親以外の人に出会った時に、そ の人の眼を長時間、3分間くらいとか、ただひたすらジーッと見つめて動きま せん。見つめられた側はたじろいで眼をそらすのが普通だと思います。こうし てジーッと見つめることができる赤ちゃんは健康な人だと思います。その真剣 さに大人は圧倒されてしまいます」
 これは、本書の序部「今を生きる子どもたち」の中の一文である。これだけ でも、筆者の子どもに対する眼差しがどのようなものであるか、伝わってくる。 この論文について筆者のコメントとして「私は子どもさんたちとお会いする時 に、当たり前のことだが、年齢にかまわず本当に真剣に相手を尊重して対峙す る。自分が相手の年齢と同じになる。……」と記している。
 本書掲載の論文は、精神医学の専門誌に掲載されたものが多いが、難しい専 門用語はほとんど使われておらず、わかりやすい言葉で書かれており、子ども の様子がありありと浮かんでくる。しかし、外来に訪れた治療者を客観的に観 察する眼と、見守る眼差しがそこにある。
「第I部 治療論・技法論」として、5つの論文。「第II部 子どもの心と臨 床」として、10の論文で構成されている。初出が1970年から2004年の論文で あるが、どれも今の子どもに共通する問題を浮き彫りにしている。
 例えば、第II部の「第13章 虐待体験を訴える人の心理」では、6歳、8 歳、23歳、35歳、47歳という、5つの事例を紹介し、治療について述べ ている。そして、最後に「患者さんのお話をその一部だけでもうかがうと、そ れは治療者の心がつぶれるような内容なのである。(略)治療者が強い絶望感 におそわれるのは事実である。(略)結局のところ、虐待体験をもつ人の治療 では、治療者の全人格、治療者の生き方全般が問われることになるところにそ のきびしさがあるといえよう」と結ばれている。
 これは、精神科医師に限られたことではない。人と関わり、その人に何らかの 支援をしようとする人にはいつも突きつけられる「きびしさ」であろう。この ことを正直に記す筆者の姿勢に、励まされる読者も多いのではないだろうか。  児童精神科をめざす方々はもちろん、子どもの心理臨床や教育現場に携わる 方におすすめしたい書である。

*関連書籍
 小倉清著『子どものこころ-その成り立ちをたどる-』
 (慶應義塾大学出版会、1996年初版発行)

*以上の『子どもの臨床』と、J. A. L. シング著『狼に育てられた子(野生 児の記録1)』(本誌9月号「折々の1冊」のコーナーで紹介)を各1名に、 「教育と医学」2006年9月号を3名の方に、アンケートに回答くださった方の 中から抽選でプレゼントします。プレゼントの応募は9月20日締切です。

* アンケートご記入はこちらからどうぞ。
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■慶應義塾大学出版会からのご案内

★好評既刊★
「現代人の心の支援シリーズ」は、月刊誌「教育と医学」に掲載された分かり やすい優れた論考を選りすぐり、新たに推敲・加筆したものを、ライフステー ジごとに、全5巻に構成したもので、「教育と医学」のエッセンスが詰まって います。ぜひお読みください。

現代人の心の支援シリーズ 1『乳幼児期 こころの発達をはぐくむ』
教育と医学の会 編 定価2,940円
"不安と孤独"な子育てから、"安心と協同"の子育てへ。 すべての子どもの発達にとって「愛・遊び・学び」を確保すること、どのよう な援助やかかわりが子どもの成長を促すために必要か、私たちがもつべき自覚 と知恵を専門家がアドバイスします。

現代人の心の支援シリーズ2『児童期 知と感性をそだてる』
教育と医学の会編 定価2,940円
自分のことを気にかけてくれる人がいる、自分は必要とされている――子ども が育ちの過程で、他者との信頼関係を築き上げるための環境づくりとは。児童 期での具体的な問題について、子どもの心理をどう読みとり対応するかを提言 します。

その他新刊のお知らせ
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■メルマガ「教育と医学」のアンケート・読者プレゼント

アンケートをお送りくださった方の中から、抽選で書籍『子どもの臨床』(上 記「今月の本棚」で紹介)、J. A. L. シング著『狼に育てられた子(野生児 の記録1)(本誌9月号「折々の1冊」のコーナーで紹介)を各1名に、「教 育と医学」2006年9月号を3名の方に、アンケートに回答くださった方の中か ら抽選でプレゼントいたします。
ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せください。アンケート記入はこちらからどうぞ。

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■ 次回のメルマガ「教育と医学」配信は、9月27日を予定しています。

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■編集後記

8月下旬、新潟の妻有地域で行われている現代美術の催し“大地の芸術祭・越 後妻有アートトリエンナーレ”へ行ってきました。新幹線も高速道路も高層マ ンションもない、里山の緑あふれる中に「日本昔話」を彷彿とさせるような集 落があり、そこに現代美術が展開されていました。地元の人との何気ない会話 でしたが、私たちへの歓迎の気持ちと、そこに暮す人たちの連帯の様子、厳し い自然と折り合いをつけつつ屈せずに生きる人の粘りを感じました。子は親を 見て育つ、という言葉を思い出しました。(編集担当N)
▼7月号から始まった新連載2つが、私はとても好きで、毎号ここから読み出 します。特に今回の「瞬息のきらめき」に登場するとディジーという少女の描 写が好きです。少女をみつめる村瀬先生の愛情深いまなざしが感じられるよう です。もし子どもと接する機会があったら、村瀬先生のことを思い出してみよ うと思いました。(システム担当K)
▼今年上半期、出生数が6年ぶりに増加に転じ、少子化に歯止めがかかるので はないかと期待されます。生物学的に親になることは誰にでもできるが、人間 として親となるのは難しい、とも言います。「子は親を見て育つ」と言えるの と同時に、「子を育てることで親も育つ」とも言えるのではないでしょうか。 (システム担当A)
▼親はあっても子は育つ、という安吾の言葉を慰めに今日も何も教育しない私 です。たまにスパルタ式でいくかあと思い立ってもすぐに、いやいや結局何が しかの文化を残したのはアテナイの方だ、自由が大事だという我田引水な結論 に落ち着くことでした。(営業担当O)
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【発行元】
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