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「教育と医学」特別付録
□■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
第19号(2006年6月27日発行)
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▼ 早くも今週末から7月 あっという間に2006年の後半に突入です!
▼ 月刊「教育と医学」は、2006年7月号から、新連載が3本スタートしまし
た。
村瀬嘉代子先生(臨床心理)、田中康雄先生(児童精神医学)、村田豊久先生
(児童精神医学の臨床から)にご執筆いただきます。日常の心の持ち方、子ど
もや周りの人との関係など、心にじわっと伝わってくる内容です。ぜひお読み
ください。
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■最新号「教育と医学」(2006年7月号)の内容
★1.どこから読もうかな?<今月のポイント>
★2.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
★4.もっと知りたい!<今月の本棚>
■慶應義塾大学出版会からのご案内
■メルマガ編集後記
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■最新号「教育と医学」(2006年7月号)の内容■
特集1:ニートと教育を考える
NEETという語がよく聞かれるようになりました。最初はイギリスで、Not in
Education, Employment or Trainingの略として用い、対象年齢は16〜18歳で
す。日本では「主婦でも学生でもなく、働いていない15〜34歳の若者で求職活
動をしていない人」とし、イギリスと定義が違うので「ニート」「日本型ニー
ト」などとされています。
ニートと呼ばれる若者が増えているのは、なぜでしょうか。個人の問題だけと
は言えない状況です。
そこで、若者が自分の将来を切り拓いていくためには、何が問題となっており、
どう取り組めばよいのかを考えていきます。
特集2:格差社会の教育
「格差」が叫ばれていますが、この格差は、教育にまで及んできているよう
です。はたして、格差がどのように現れてきているのでしょうか。日本の教育
がこれからどう変わっていくのがよいのでしょうか。問題を浮き彫りにします。
「教育と医学」 7月号
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★1.どこから読もうかな? <今月のポイント>
*巻頭随筆は、次の「立ち読みコーナー」をご覧ください。
●特集1・ニートと教育を考える
◆「日本における『ニート』問題」
小杉礼子(労働政策研究・研修機構人材育成研究担当統括研究員)
日本で、「ニート」の概念を提唱した第一人者。「日本型ニート」の分析か
ら、何が見えてくるのでしょうか。
<主な見出し>イギリスのNEETと、日本の「ニート」/日本型ニートの統計的
把握/ニート状態と家庭背景/就業経験と無業期間/ニートと団塊ジュニア世
代
◆「ニート:社会制度・教育制度からの改革」
桑原敏明(昭和女子大学教授)
<主な見出し>「ニート」問題とその発生原因/社会制度改革の必要性―「自
立期待」社会の構築を―/教育制度改革の必要性
◆「ニートと精神医学」
平川清人(福岡大学医学部精神医学教室助手)
西村良二(福岡大学医学部精神医学教室教授)
<主な見出し>不登校とひきこもり/青年期におけるアイデンティティ形成、
モラトリアム/ひきこもりと時代的変遷/モラトリアムの多様化、ニートの出
現とモラトリアム/ニートの臨床/ニートと精神医学的関与
◆「若年無業者の生活」
長須正明(東京聖栄大学健康栄養学部専任講師)
<主な見出し>若年無業者とその生活/1病気・けがのため働ける状態にない
/2学校的価値を受容していない/3不登校と昼夜逆転/4家庭的背景/5今
の願い/無業者支援の方向性
◆「ニート・フリーターの教育援助」
平野岳史(株式会社フルキャスト代表取締役社長)
<主な見出し>私の少年時代/はじめは家庭教師の派遣で起業/スクール設立
―フリーターやニートに恩返しがしたかった
◆「ニートからの脱出:自立支援塾」
牟田武生(NPO法人教育研究所理事長)
<主な見出し>なぜニートになったのか?/ニートの就労支援とは/様々な就
労体験先を用意する/就労体験からの就職の道を開く/自立塾は、我が国初め
てのノンフォーマル教育の場
●特集2・格差社会の教育
◆「新自由主義の教育改革と学校の分極化―戦後高校教育の足跡に学ぶ―」
菊地栄治(早稲田大学教育・総合科学学術院助教授)
<主な見出し>隠される格差/見落とされた日本的現実:学校間格差/高校階
層構造の形成と帰結/教育改革の本質を見据えるために
◆「教育歴と健康格差」
近藤克則(日本福祉大学社会福祉学部教授)
<主な見出し>「健康格差社会」/なぜ教育歴が健康格差をもたらすのか/
「結果の平等」か「機会の平等」か/「健康格差」是正のために何ができるか/
高等教育無償化条項の「2006年問題」
◆「格差社会を生み出さない教育」
仲伏達也(三菱総合研究所主任研究員)
<主な見出し>なぜ「格差社会」を生み出さない教育が重要か/格差社会が生ま
れつつある理由/社会人に必要な能力/学校教育に必要な学習/具体的な取り
組み例/総合的な学習の時間の重要性の再認識
●若者の進路、生き方に関する参考資料
(「教育と医学」バックナンバー)
2004年11月号「組織に生きる」
2003年10月号「社会的スキルを育てる」
2002年9月号「プライドを育てる」
●現在の日本の教育改革についての関連資料
(「教育と医学」バックナンバー)
2006年1月号「ゆとり教育を問いなおす」
2005年9月号「分権化の下での教育」
●新連載の紹介
◆ 村瀬嘉代子「連載・瞬息のきらめき」
第1回「かけがいのない小さい宇宙」
臨床心理の分野では知らない人のいない、絶大な人気と信頼のある村瀬先生
(大正大学教授)。
日常で見逃してしまいそうなちょっとしたことをとらえる視線、そしてそこか
らの思索をエッセイとして綴っていただきます。第1回は、養護施設のお子さ
んを自宅に招いたことの経緯など。心がほっとします。
◆田中康雄「生きること・支え合うこと」
第1回「治療する側から支援する側へ」
児童精神医学が専門の田中先生(北海道大学教授)は、病院の中だけでなく、
地域も含めた広い範囲で精力的に活動をされています。臨床にかかわるように
なってから20年。これまでをふりかえりつつ、「支援する・される」関係や治
療を越え、“関わり”としての支援と、共に生きるということを、今も、これ
からもどうとらえ、関わっていくか、探究の道を綴っていただきます。臨床に
かかわる方、福祉にかかわる方、必読です。
◆ 村田豊久「連載・子どもの心の診療室から―子ども臨床から学ぶこと―」
第1回「子どもの関係性の成立―赤ちゃんの“歩きっぷり”からとらえる」
自閉症、子どものうつ病などがご専門で、40年近く臨床に関わっておられる村
田先生(元九州大学教授)に、「子ども臨床から学んだこと」として、子ども
の発達について記していただきます。赤ちゃんの歩きっぷりから、先生はこん
なことを読み取るとは! 驚きと感激があります。お母さん、お父さん、ぜひ
一読を。
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★2.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>
【今月の立ち読み1】
●巻頭随筆「若者のキャリア形成と人材育成」
尾木直樹(教育評論家。法政大学キャリアデザイン学部教授)
東京都知事の「ごくつぶし」発言を例に、世間の若年無業者への偏見を指摘し
つつ、なぜ、ニートやフリーターという若者が増えているのか。「今日の職場
はもちろん、学校も地域もメディアも、子ども・青年たちのキャリア形成と人
材育成に関してなんと冷たい環境でしょうか。他者との競争ばかり強いて(以
下略)」と、尾木先生は訴えます。
*関連バックナンバー
尾木直樹「『子育てをする父親』を考える」
(「教育と医学」2004年6月号、特集「父親像をめぐって」)
尾木直樹「子どもの危機と教師の危機」
(「教育と医学」2002年3月号、特集「教師の危機」)
【今月の立ち読み2】
●「編集後記」
丸野俊一(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
発達心理学が専門の丸野先生。「ニートやフリーターの増大、それは、若者だ
けの責任ではあるまい。むしろ、彼らを教育してきた私たち大人の責任が大で
ある、と私は考える」として、大人が何をできるかを訴えます。
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★3.次がまちどおしいぞ <次号予告>
特集1・子どものストレス
子どもにも「うつ」が発見されるなど、子どものストレスは大きな問題となっ
ています。では、今の子どもにとってのストレスの原因となるものは何である
のか、まずそこから探り出し、子どもをストレスから守るには何が求められる
か。子どものうつ、心身症、十代の心理など、精神医学や心理学の専門家が解
説します。
特集2・危険から子どもを守る
子どもの犯罪被害が増えています。防犯教育として何が有効でしょうか。学
校だけでなく、地域との連携を視野に入れた実践例と、考え方を紹介します。
2006年8月号の内容(予定)
8月号は、7月27日発売です。
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★4.もっと知りたい!<今月の本棚>
本誌にご執筆いただいた先生の著書、関連内容の書籍などをご紹介します。
今回は、1冊紹介します。
◆村瀬嘉代子 著
『聴覚障害者への統合的アプローチ―コミュニケーションの糸口を求めて―』
日本評論社、2005年発行
A5判、188頁、2310円(本体2200円+税)
聴覚障害者の精神心理的サポートは、たいへん重要であるにもかかわらず、
日本では1993年に初めて聴覚障害専門の精神科外来が開設され、ようやく重い
腰を上げたばかりの状況といえよう。そういったなか、聴覚障害者の心理臨床
に携わる活動をされている著者の新刊である。
本書は、著者と大正大学カウンセリング研究所他が中心となって行った、統
合的アプローチの実践研究で、東京近郊の、重複聴覚障害者施設と連携をはか
り、心理的援助を行ったものをまとめたもの。入所者は重複聴覚障害者であり、
重複する障害の種類、程度もさまざまである。著者は、入所者への個別心理療
法を行うにあたり、非言語的アプローチとして、「似顔絵スケッチ法」(著者
命名)という、画期的な取り組みを行っている。著者と入所者一人と個室で、
筆談、手話、身振りなどを用いながら、「お互いの顔をスケッチしあう」ので、
ここでの詳述は省く。
この活動を通して、入所者の表情の変化、人とのやりとりの増加など、予後
によい経過をもたらしている。この「相互似顔絵スケッチ法の効果」は、本書
p43にまとめられている。
著者のこのアプローチは、聴覚障害者に対する心理的援助はいうにおよばず、
心理臨床の根底に通じるものであろう。特に、著者が開拓した「相互似顔絵ス
ケッチ法」は、さらなる研究成果が期待される。
心理学では「視線」というアプローチもなされているが、どんな人間にせよ、
他者の視線を意識することがいかに意味をもつものであるか。似顔絵を描くと
いう作業を通して、相手が自分だけを見る時間を共有することだけでも、人は
変わっていくのである。
臨床心理に関わる方のみならず、支援、教育に関わる方にも参考になるであ
ろう。
<目次・抜粋>
巻頭口絵 似顔絵スケッチ(29例)
第1章 聴覚障害者への統合的アプローチ
第2章 重複聴覚障害者への個別的援助
第3章 高齢重複聴覚障害者への心理的援助
第4章 重複聴覚障害者へのグループアプローチ
第5章 重複聴覚障害者施設職員へのコンサルテーション
第6章 重複聴覚障害者の家族への心理的援助
*以上の本と、松谷明彦・藤正巌著『人口減少社会の設計』(本誌7月号「折
々の1冊」のコーナーで紹介)を各1名に、「教育と医学」2006年7月号を3
名の方に、アンケートに回答くださった方の中から抽選でプレゼントします。
* アンケートご記入はこちらからどうぞ。
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■慶應義塾大学出版会からのご案内
★新刊★『日本の英語教育に必要なこと―小学校英語と英語教育政策』
大津 由紀雄 編著 定価1,890円
本年3月、中教審外国語部会が「小学校5年生から週1時間程度の英語を必修課
すべき」との提言をまとめたのを受けての緊急出版。英語教育のあるべき姿を
根本から問い直します。前2著『小学校での英語教育は必要か』『小学校での
英語教育は必要ない!』も合わせてお読み下さい。
★新連載「子どものこころの診療室から」
関連書籍
『子どものこころ―その成り立ちをたどる』
小倉 清 著 定価:2,520円
誕生から乳幼児期、小・中・高校にかけての子どものこころの形成・発達過程
をわかりやすく解説。著者は村田豊久先生と同じく、児童青年精神医学界で活
躍中の臨床医。
その他新刊のお知らせ
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■メルマガ「教育と医学」のアンケート・読者プレゼント
アンケートをお送りくださった方の中から、抽選で書籍『聴覚障害者への統合
的アプローチ』(上記「今月の本棚」で紹介)、松谷明彦・藤正巌著『人口減
少社会の設計』(本誌7月号「折々の1冊」のコーナーで紹介)を各1名に、
「教育と医学」2006年7月号を3名の方に、アンケートに回答くださった方の
中から抽選でプレゼントいたします。
ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せください。アンケート記入はこちらからどうぞ。
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■ 次回のメルマガ「教育と医学」配信は、7月27日を予定しています。
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■編集後記
▼格差社会という言葉。なんとなく納得していましたが、今回の特集で、健康ま
でにも教育歴による差が現れているとは! また、村田豊久先生の連載は、赤
ちゃんのいる方にはぜひとも読んでいただきたいです。そして、これからお父
さん、お母さんになるであろう方にも、お勧めします。なにげない、赤ちゃん
との日常のやりとりが、こんなに子どもの発達をうながしているとは!感激し
ました。(編集担当N)
▼何度も編集後記にてお知らせしていましたが、教育と医学ウェブサイトに検索
機能をやっと追加することができました。その他、ご意見をいただいた部分など
修正いたしましたが、いかがでしょうか?検索機能をつかって、いままでお読み
になっていないバックナンバーを手にとっていただければ嬉しい限りです。
もしウェブサイトに、ご意見などございましたら、アンケートページ
Q3.にご記入
ください。よろしくお願いいたします。(システム担当K)
▼Kとともに新たにシステムを担当することとなりましたAです。今はまだ見習
いです。会社においても、オフに自己研修に努めるかどうかで「格差」が広が
っていくようです。早くHTMLの勉強をせねば……。よろしくお願いいたします。
(システム担当A)
▼先月当社で刊行した『バブル文化論』の著者によるウェブ特別寄稿があるの
ですが、
そこにある"形骸化した「バブル」が亡霊として回帰しようとしている"なんて
いうのはまさにNEETの世界ですね。バブルで思い出しました。昔(80年代)は
ニートといえばNEAT(かっこいい)でした。昔話ですいません。 (営業担当O)
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