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「教育と医学」特別付録
     □■□ メルマガ「教育と医学」 ■□■
             第16号(2006年3月27日発行)
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▼桜前線がうごきだしています。東京は22日に開花宣言がされ、町にピンクが
目立つようになりました。今年は梅と桜がちょっと重なって、派手な春だと思
いませんか?
▼月刊「教育と医学」の2006年4月号の特集は「少子化時代の幼児教育」です。
社会学、ジェンダー、教育学、保育学、発達心理学、脳科学といった分野の研
究家が論じます。
◇CONTENT◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ■最新号「教育と医学」(2006年4月号)の内容 ★1.どこから読もうかな?<今月のポイント> ★2.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー> ★3.次がまちどおしいぞ<次号予告> ★4.もっと知りたい!<今月の本棚> ■慶應義塾大学出版会からのご案内 ■メルマガ編集後記 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
------------------------------------------------------ ■最新号「教育と医学」(2006年4月号)の内容■ 特集:少子化時代の幼児教育 今、幼稚園と保育所を統合する「幼保一元化」という、大きな改革が始まって います。少子化がすすむ日本で、少子化の意味・社会への影響、なぜ少子化に なっているのか、統計からみる分析、幼児教育施策の今後、幼児教育には何が 重要であるのか、さまざまな分野の専門家が提言します。 なぜ日本では出生率が下がり、歯止めがかからないのか。雇用形態、ライフス タイルの変容、ジェンダーなど、生活の中で抱える「不安」という漠然とした ものが、形となって浮かび上がってきます。
教育と医学 4月号 ------------------------------------------------------ ★1.どこから読もうかな? <今月のポイント> *巻頭随筆は、次の「立ち読みコーナー」をご覧ください。 ●総説 ◆「少子化の現状と課題」  清水浩昭(日本大学文理学部教授) 清水先生は、家族社会学がご専門です。少子化が社会にどのような影響を与え るのか、少子化の要因、課題解決のための対応策について、論じていただきま す。 ◆「少子化社会の中の家族形成」  神原文子(神戸学院大学人文学部教授) 社会学が専門の神原先生。今の未婚男女にとって、結婚や子どもをもつことは どうとらえられているのか、統計から分析しています。「若年層の就業形態の 不安定化が進行し、社会全体のジェンダーを支える体制が変わらない現状では、 今後も結婚できそうにない男性が増加するのではないだろうか」という気にな る指摘も。 ◆「少子化と幼保一元化―今こそ、「保育の権利」を問う―」  伊藤良高(熊本学園大学社会福祉学部教授) 政府は、幼稚園と保育所を一元化した総合施設「認定こども園」(仮称)とし て整備し、幼児の教育、保育を一体的に行うための新法案を今国会に提出。成 立すれば、今秋からスタートの予定ですが、この施策について、幼児教育の 「戦後最大の転換期」としてとらえる伊藤先生に、解説していただきました。 また、この施策については、各論の亀谷先生も論及されていますので、併せて お読みください。 ●各論 ◆「ジェンダーと少子社会」  国広陽子(武蔵大学社会学部教授) 「出産・子育てと職業生活は排他的関係にある」「子育て期の不安や不満を社 会変革へと変換できるか否かが、少子社会の隘路をひらく上での課題である」 「少子社会は、日本人の視野狭窄と重なって進行してはいないだろうか」など、 ジェンダー論がご専門の国広先生は、問題点を的確に指摘しているといえるで しょう。 * 関連バックナンバー 「教育と医学」2002年6月号、特集「母親:芽生えと発達」)    ◆「少子化と保育・幼児教育政策―真の〈幼保一元化〉制度の構築のために―」  亀谷和史(日本福祉大学社会福祉学部教授) <主な見出し>日本の保育所・幼稚園の現状/日本の保育・幼児教育制度の今 日的到達点と特徴/日本の保育所の新たな現象と課題/幼稚園での新たな現象 と課題/地方での「幼保一体型」施設の出現と政府の「総合施設」構想/総合 施設=「認定こども園(仮称)」の新法制定へ/ ◆「家族政策としての保育施策」  鈴木眞理子(埼玉県立大学社会福祉学科教授) <主な見出し>保育のルーツは保育園/貧民幼稚園(保育)から託児所へ/戦 後の保育拡大と保育制度の矛盾点/「保育に欠ける」と無認可保育所の矛盾/ 今後の保育制度のあり方/家庭中心の家族政策の重視/保育サービスを組み込 んだ次世代育成制度/ ◆「脳の発達と幼児教育」  森  望(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授) <主な見出し>少子化時代における脳の発達と発育/幼児脳における学習と記 憶/言語獲得と脳/「心の理論」と幼児脳/幼児脳における真の心の発達/脳 の発達への遺伝と環境/核家族として育む幼児脳/少子高齢化時代における幼 児教育/ ◆「発達心理学からみた少子化と幼児教育」  橋本 巌(愛媛大学教育学部助教授) <主な見出し>親としての子育ての実感/園での集団生活のはじまり/集団生 活の中で育まれる自分づくり/ ◆「少子化時代の教育費」  塩野谷 斉(鳥取大学地域学部助教授) <主な見出し>子育てにおける学習費の実際/子育て費用とエンジェル係数/ 子育て費用の負担感/ ◆「中国の一人っ子政策と幼児教育」  羅 明坤(西南女学院大学特任教授) <主な見出し>中国の幼児教育制度/市場経済と幼児教育/幼児教育制度の推 移/家庭における一人っ子教育/ ●幼児教育、初等教育、少子化高齢社会に関する参考資料 (「教育と医学」バックナンバー) 2003年2月号「世界の幼児教育」    2006年1月号「ゆとり教育を問いなおす」     2005年9月号「分権化の下での教育」     2004年7月号「高齢社会の福祉」     ----------------------------------------------------- ★2.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー> 【今月の立ち読み1】 ● 巻頭随筆「子育て支援政策と保育の質」  小川博久(聖徳大学人文学部児童学科教授)    保育学が専門の小川先生。少子化対策にともなう子育て支援政策が進められ、 幼児教育が脚光を浴びてきたことに対して、戸惑いについての理由と、手放し には喜べない状況を指摘しておられます。 【今月の立ち読み2】 ●編集委員の目 「潜在的児童虐待被害児(者)へもっと目を」 加藤和生(九州大学大学院人間環境学研究院助教授)    子ども虐待の調査・研究をなさっている加藤先生。「児童虐待」という言葉で は、重篤の虐待と受け取られ、潜在的な虐待や日常的な虐待的行為(頭を叩く、 「おまえは馬鹿だ」と言う)が見過ごされてしまう。そこで、潜在化している 虐待にどう取り組んでいったらよいか、述べておられます。 * 関連バックナンバー  加藤和生「愛着と児童虐待:愛着の病理」 (「教育と医学」2004年5月号、特集・母子愛着をめぐって)     「教育と医学」2004年10月号、「特集・子ども虐待:現状と対策」    【今月の立ち読み3】 ●「編集後記」  望田研吾(九州大学大学院人間環境学研究院教授)    少子化がなぜとまらないのか。「わが国の社会では、子どもを産み、育てると いう、人生や社会全体にとって最も大事なことあまり尊重されていない状況」 が背景にあるのではないか、比較教育学が専門の望田先生はおっしゃいます。 あなたはどう思いますか? *関連バックナンバー  望田研吾「ゆとり教育が目指した学力」 (「教育と医学」2006年1月号、特集・ゆとり教育を問いなおす)    ------------------------------------------------------ ★3.次がまちどおしいぞ <次号予告> 2006年5月号の特集は「発達をどう支援するか」です。 発達障害者支援法が施行されて1年が経ちました。これを機に、発達支援に求 められることは何か、ここで改めて考えたく、企画しました。 2006年5月号の内容(予定) 5月号は、4月27日発売です。 ------------------------------------------------------ ★4.もっと知りたい!<今月の本棚> 本誌にご執筆いただいた先生の著書、関連内容の書籍などをご紹介します。 今回は、1冊紹介します。 ◆ 白波瀬佐和子 編 『変化する社会の不平等―少子高齢化にひそむ格差―』 東京大学出版会、2006年2月初版発行 四六判、244頁、2625円(本体2500円+税) 「格差」という言葉が氾濫している。その言葉を口にするとき、心の底には 「不平等への不満」というものがあるだろう。 本書は、「勝ち組―負け組」といった単純な二極化について論じた本ではない。 むしろこういった二極分化論や、過激な不平等化論は、かえって「事実を不透 明にしてあえて現実から逃避することに通じる」(p3)として、本書のねらい は「見えにくくて、はっきりわからない、少子高齢社会にひそむ格差について、 正面から向き合うことをめざす。これから必ず来るわからない少子高齢社会を、 正面からしっかり考えてみようではないか。過激な言葉に潜む不当に単純化さ れた世の中のマップを今一度見直してみよう」(p11)としている。  本書の著者は、編者の白波瀬氏を含め、7名。構成は以下である。 「序 少子高齢化にひそむ格差」(白波瀬佐和子)。ここで著者は「極端な負 け組と極端な勝ち組を想定した二極文化論の中に、多くの人は該当しない。二 極文化論で該当するものが結局のところ少数派であるというのが、この議論の 鍵である」(p4)と述べる。 「1 爆発する不平等感」(佐藤俊樹)。「2 不平等化日本の中身」(白波 瀬佐和子)「3 中年齢無業者から見た格差問題」(玄田有史)。「4 少子 高齢化時代における教育格差の将来像」(苅谷剛彦)。「5 健康と格差」 (石田浩)。「6 遺産、年金、出産・子育てが生む格差」(松浦克己)。「7  社会保障の個人勘定化がもたらすもの」(宮里尚三)。「8 変化する社会 の不平等」(白波瀬佐和子)。  3章で苅谷氏は、義務教育を資源再分配装置としてとらえ、だからこそ義務 教育における教育機会の均等の保障がいかに重要であるかを解説する。さらに、 義務教育費国庫負担金制度がいままではたしてきた役割と、それが今縮小・廃 止化に進もうとしている現在の政策が、将来に禍根を残すのではないか、と記 している。 今まで経験したことがない少子高齢社会が迫り、先の見えない将来への不安は 誰もが抱いている。何が変わり、何が変わらないのか、人口社会学、労働経済 学、教育社会学、社会保障経済学の論客が本書で語る。本書を読んで、何が変 わって、何は変わらないのがよいのか、共に考えようではないか。
*以上の本と、マーチン・トロウ著『高学歴社会の大学』(本誌4月号「折々 の1冊」のコーナーで紹介)を各1名に、「教育と医学」2006年4月号を3名 の方に、アンケートに回答くださった方の中から抽選でプレゼントいたします。 アンケートご記入はこちらからどうぞ。 ------------------------------------------------------ ■慶應義塾大学出版会からのご案内 ★少子化を含む社会問題を扱った書籍を2冊ご紹介します。 『< 次世代を育む心 >の危機−ジェネラティビティ・クライシスをめぐって―』 小此木 啓吾/濱田 庸子/山田 康 著 1,890円 現代社会の様々な精神病理の根底にあるものは何かを捉え、現場の精神科医が その克服法をわかりやすくアドバイス。 『現代日本の社会意識―家族・子ども・ジェンダー―』渡辺 秀樹 編  定価3,675円 もっとも身近で日常的な社会意識に注目し、データによる 実証研究、理論的 研究、アジアの社会との比較研究などの 多彩な試みを通して、多文化世界に おけるあらたな市民社 会の構想に一石を投じる。 できたての本のお知らせ ------------------------------------------------------ ------------------------------------------------------ ■メルマガ「教育と医学」のアンケート・読者プレゼント アンケートをお送りくださった方の中から、抽選で書籍『変化する社会の不平 等』(上記「今月の本棚」で紹介)、マーチン・トロウ著『高学歴社会の大学』 (本誌4月号「折々の1冊」のコーナーで紹介)を各1名に、「教育と医学」 2006年4月号を3名の方に、アンケートに回答くださった方の中から抽選で プレゼントいたします。 ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せください。アンケート記入はこちらからどうぞ。 ------------------------------------------------------ ■ 次回のメルマガ「教育と医学」配信は、4月27日を予定しています。 ------------------------------------------------------ ■編集後記 ▼高校の同級生で、4人兄弟というAさんがいました。私の世代は、一人っ子か 2人兄弟がほとんどでしたので、4人は非常に珍しかったのです。ある日、「 Aさんは4人兄弟なんだって」とBさんが家で話したら、お母さんが「へー、 Aさんの家はお金持ちなんだねぇ」と言った、というのです。当時は「え?  貧乏人の子沢山というのは知っているけれど…」と驚きました。確かに、Aさ んの家は資産家で有名でした。しかし、Bさんのお母さんの言葉は四半世紀も 前のものですが、時代を予感していたのですね。いまや「貧乏人の子沢山」は 死語となりました。(編集担当N) ▼ウェブサイトをリニューアルしてはや一ヶ月が過ぎました。しかし、教育と 医学のページの検索はまだできるようになっておりません。・・・来月には検 索を含めさらにパワーアップしたサイトを公開します!もう少々お待ち下さい。 (システム担当K) ▼子育て支援の財源を確保せよ!と切に願う私は、先週も豚児と二人でケロロ 軍曹を上映している映画館へ足を運ぶことでありました。(営業担当O) ====================================================== 登録解除・アドレス変更は、下記で手続きをお願いいたします。 ●登録解除・新規登録はこちらから ●変更 news@keio-up.co.jpまで、メールアドレスと【メルマガ「教育と医学」 登録変更】と記入の上、お送りください。 ----------------------------------------------------- 【発行元】 慶應義塾大学出版会(株)  『教育と医学』編集部 E-mail:kyouikutoigaku@keio-up.co.jp URL://www.keio-up.co.jp/ ====================================================== All Rights Reserved, Copyright (c) 2006 KEIO UNIVERSITY PRESS INC.

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